太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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エネルギーも脱工業化・地産地消の時代に

太陽光発電でエネルギー地産地消

陽光発電を導入することは、投資であり、費用対効果が何よりも大切であることを当サイトでは強調しています。産業用であろうと住宅用であろうと、初期費用をかけて太陽光発電を導入するからには、必ず初期費用を回収して利益を出してほしい、そんな願いからある面経済的な観点を主眼に書いてきました。
実際に太陽光は今、始めれば場所が合致すれば必ずメリットがでます。しかし、太陽光発電でもその他の投資でもすべてが同じことですが、ただ利益を得ることだけが目的ではありません。お金を投資して利益を回収するという事業を通して、社会的な貢献をすることが本当の目的になります。つまり、ただ固定価格買取制度を利用して収益を上げるといった目先に対応だけではなく、もっとマクロな観点から見ることが必要な側面があるということです。その真の目的、社会貢献とは、もちろん地球温暖化を防ぎ資源を守ることといえばそうなのですが、その前段階として実現すべき社会構想といものがあります。それがスマートシティであり、エネルギーを地産地消する社会なのです。

もっとも効率のよいエネルギー需給体制は?

日本より先に全量買取制度を実施しているドイツでは、再生可能エネルギー賦課金の各家庭あたりの負担額が、平均で一ヶ月2,000円を突破していると言われます。日本ではまだ数百円程度で、今設備認定を受けている案件がすべて稼働したとしても月額1,000円に届かないような状況です。ドイツのエネルギー政策は失敗だったという意見もありますが、ドイツはすでに原発による電力を完全放棄して、再生可能エネルギーの割合を大きくしています。

各国に自然エネルギー普及状況

出典:日本経済新聞記事

上記資料をご覧いただくと、ドイツの場合は太陽光発電だけではなくさまざまな再生可能エネルギーを有効に活用していることがわかります。どの再生可能エネルギーをどの割合で活用するのがよいかということは一概にいうことはできませんが、現状の電力供給システムを踏まえて考えるならば、できるだけその地域で作った電力は、その地域で消費するのがよいということができます。
なぜなら、今回九州電力から始まった電力5社の新規接続保留問題を見ても思いますが、電気は常に作り続けていなければならず、常に一定地域内ので電圧を電力会社がコントロールしておくことが必要になるのですが、太陽光発電という気象条件によって発電量が変わるという不安定な供給源があることで、コントロールが非常に難しくなっている問題があるからです。


地産地消とは何か?

太陽光発電エネルギーは再生可能エネルギーのひとつの分野であるわけですが、再生可能エネルギーの特徴の中に、「地産地消」が可能であることがあげられると思います。石油や石炭は埋蔵地でない限り地産地消できませんが、太陽光や風力、地熱などは設備さえあれば電気を発電することができます。現在の日本では、地方自治体の財政難解消のひとつの対策として、「エネルギーの地産地消」ということを提唱している人が多くいます。

地産地消と聞く一番最初に思いつくのは野菜や米などの農産物や魚介類などの食物ではないでしょうか?すでに多くの人が知っている言葉なので、いまさら説明はいらないかもしれませんが、地産地消とは「地域生産地域消費」の略で、該当地域で生産された生産物、農産物、水産物などをその地城内で消費しようというものです。生産地から消費地までの空間的な距離を削減することで、新鮮なものが供給でき、輸送エネルギーが削減できる、地域活性化になる、などのメリットが考えられます。
地産地消は大量生産大量消費という一面的な効率から、本当の意味での効率化への転換のように思います。
現代社会が工業化から情報化へとシフトしたように、社会全体が新しい形を模索しているわけです。
 地産地消の始まりは、農林水産省が1981年から4年計画策定した政策を基盤としています。当時地方での食事は伝統的な和食をメインにしているところが多く、「米」「みそ」「つけもの」の割合が高く、塩分か多いために高血圧になる老人が多くいたといわれ、その予防のためには、栄養バランスのいい食事をしてもらう必要かおり、さまざまな食材をバランスよく摂取することが推奨されたのです。ただし、すべてを他地域から供給するのでは、時間的にもエネルギー的にもロスが生じますし、経済的にも高コストになります。そこで、できる限り自分たちの地域で生産しようということから始まったのが、地産地消というわけです。現在の地産地消の目的とは少し異なるものだったのです。
 その後、プラザ合意による円高から輸入品との価格競争の波に飲み込まれて断ち切れになりました。しかし時代は流れ、原発事故を機にエネルギー政策が転換されようとしている中で、再び脚光を浴びるようになったのです。もちろんその前から、全体的な流れの中で大きなうねりが出始めてはいましたが。

スマートシティ構想

エネルギーの効率的な流れと、エネルギーの地産地消を融合させて生まれたアイデアの一つにスマートシティ構想があります。
これについては、詳しくは別記事でお伝えしますが、これまでとは全く異なった、本当の意味で効率のよいエネルギー体制を築くことが目的としてあげられています。限られた地球資源を守るために、子々孫々繁栄できる地球環境を保全するために、私たちは常に新しい取り組みを模索しないといけません。
なぜなら、すでにまったなしの状態に陥っているからです。

  • より効果的な対策は何か?
  • 本当にベストなのか?
  • その実行のためにどうすればよいか?

確かに再生可能エネルギー賦課金が高額になるのは、不公平感を作るかもしれません。
しかし、再生可能エネルギーを普及させてシステムを整えることなしに我々が今のように豊かに「生存し続けること」はできません。その大きな本当の目的を達成するために、私たちはどうしないといけないのか、しっかりと真剣に考える必要があるのでしょう。




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