太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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太陽光発電の費用対効果を最大化するためには?

太陽光発電どう選べばよいの?
陽光発電は、設置場所の環境によって、発電量が大きく異なります。

また、その設置場所に対応できる販売店も違ってきます。

販売店は、全国対応の業者から地域密着の会社までさまざまです。

太陽光発電の場合、機器代金と工事費用の合計が初期費用となります。

機器の代金は、一応メーカー希望小売価格が設定されていますが、
販売業者によって大きく違いますし、設置場所によっては工事金額も違います。

このように、設置にかかる費用も、発電量も場所によって異なるわけなので、
当然、費用対効果というものも、その場所その場所によって違ってくるわけです。

そのため、「この設置場所」に太陽光発電を設置して、
本当にメリットがあるのかどうか、どれだけ費用対効果があがるかを調べることが必要ですし、
さらに、どのメーカーのどの製品がもっとも費用対効果が高くなるかを調べることも必要になります。

なぜなら、メーカーによって設置できるかどうかも含めた条件が異なりますし、
販売店によって、製品ごとに価格は高かったり安かったりしますし、
それぞれのメーカーのそれぞれのパネルごとに特徴が異なるため、その場所に適したパネルを探す必要もあるからです。

【参考】
素材別発電量の違い
このグラフを見てもわかるとおり、同じ場所に設置してもパネルの種類や季節によって、発電量は変わります。
当然、それぞれのパネルごとに価格も違います。

太陽光発電の費用対効果の考え方

太陽光発電は、設置後発電した電力を自家使用するか売電して収益をあげることで始めて意味を為す商品で、
テレビや冷蔵庫のように、購入して使用感に満足する性質のものではありません。

導入するのにいくらかかり、一年間にこれだけ発電するから自家使用あるいは売電の利益がいくらになり、
何年かけて初期費用を回収して、20年でいくら利益がでるのか、ということを測る必要があります。

また、できるだけその初期費用を効果的に使う必要があり、
できるだけ多くの発電量を、できるだけ安い初期費用と運用費用で導入することが望まれます。

このできるだけ利益を多く、できるだけコストを抑えることを
私は太陽光発電の費用対効果を最大化すると、言っています。

費用対効果は、次の公式を使うことで表すことができます。

費用対効果を表す公式

年間想定発電利益 ÷ 初期費用 = 費用対効果
※年間想定発電利益は、次の式で表すことができます。
年間想定発電量×自家使用割合×使用電力単価+年間想定発電量×売電割合×売電価格
※産業用太陽光発電の場合は、年間想定発電量×売電価格+消費税

【費用対効果を計測する事例】
・大阪在住のAさんの場合(共働きの小学生2人の4人家族)
・パナソニックHIT4kWh導入した場合で、導入費用が1,450,000円だった場合。
・想定発電量は、年間4,717kWh程度という一般的な数値を利用する場合。

年間想定発電量は、4,717kWh。
共働きで土日は在宅であることが多い家庭の一般的な自家使用割合は、30%程度。
2014年度に導入した場合で、売電単価は37円/kWh、使用電力単価は24円/kWhとします。

そうすると次のように費用対効果を表すことができます。

4,717kWh×0.3×24円/kWh+4,717kWh×0.7×37円/kWh=156,132円(年間想定利益)

156,132円÷1,450,000円=10.77%・・・発電効率=年利回り

費用対効果を明確にするために、見積もりとシミュレーションを取得する
以上の費用対効果を検証するために、まずは見積もりとシミュレーションを取得しましょう。

これら費用対効果を明確にするために必要な情報を取得することができます。

見積もりとシミュレーションは、太陽光発電販売業者に出してもらうことができますが、
どの販売店にするかは、しっかりと見定める必要があります。

高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法をご参照ください。

見積もりとシミュレーションは、太陽光発電の導入をするかどうかを判断する非常に重要な数値が記載されたものとなります。

万が一この数値のどれが違っても、費用対効果が異なってくるため、
太陽光発電の導入判断、メーカーや製品の選択を誤ることになってしまうのです。

以上のことから、優良な販売店だと思われる業者に見積もりとシミュレーションを依頼するようにしましょう。

そしたら、基本的には現地調査をした上で、見積もりとシミュレーションを発行してくれます。
→詳細は、見積もりとシミュレーションの見方をご覧ください。

場合によっては、現地調査なくメールで見積もりとシミュレーションを発行してくれるところもありますが、
設置の可否も含めて検討するのであれば、現地調査をしてもらったほうがよいですし、
現地調査をせずに出した見積もりとシミュレーションは、実際と大きく異なる場合が出てくるので注意が必要です。

※もちろん、太陽光無料見積もりのように簡易見積もりがあるところで、現地調査なく概算数値が知りたい場合は、
それはそれで利用する価値はあると思います。まず概算で検討して、次のステップで詳細な数値を求めればよいので。

とりあえず、ここまでで発行された見積もりとシミュレーションから、費用対効果を求めることにしましょう。

詳しくは、次の見積もりとシミュレーションの見方をご覧ください。

太陽光発電で費用対効果を最大化する方法関連ページ

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