ソーラーローンで太陽光発電を導入する際の審査
太陽光発電をソーラーローンで導入する場合、
金融機関にローン申し込みをして、審査を受けることになります。
その他のローンでもそうですが、金融会社にお金を借りたり、
商品やサービスの立替払いをしてもらうためには、申し込みをして審査をされることになります。
主に支払い能力の有無と、団体信用生命保険付きローンの場合は、
団体信用生命保険の審査の2つがあります。
ただ、団体信用生命保険の審査は、非常にゆるく過去大きな病をしたことがあるかないかを
聞く程度のことなので、そんなに問題になることはありません。
※団体信用生命保険とは、ローンを組んでいる間に、本人が亡くなったり高度障害になったりして、
ローンの返済が困難になった場合に、保険で残債を全額支払う仕組みで、住宅ローンをはじめとした
さまざまなローンに取り入れられています。
保険料は、金利に含まれているものと、別途で支払うものがありますが、
ソーラーローンの場合は、金利の中に含まれているケースがほとんどです。
ローンの返済が困難になった場合に、保険で残債を全額支払う仕組みで、住宅ローンをはじめとした
さまざまなローンに取り入れられています。
保険料は、金利に含まれているものと、別途で支払うものがありますが、
ソーラーローンの場合は、金利の中に含まれているケースがほとんどです。
ソーラーローンで審査される内容
ソーラーローンで審査される項目は、次のようなものがあります。- 国籍、住所
- 個人信用情報(CICやCCBなど)
- 勤務先
- 勤続年数
- 職種
- 年齢
- 所有不動産
- (年収)
個人情報は、金融機関が加盟して共有しています。
ここでいう個人信用情報とは、各人の金融信用情報です。
金融信用情報は、いくつかあるのですが、それぞれが情報共有していて、
各人がどういうところから、どういう性質のお金をいくら借りていて、どれだけ残債があるか、
過去支払い履歴はどうかと言ったことが掲載されています。
信用情報は、7年間登録されることになっているので、
7年以内に借金を踏み倒したり、大幅に返済が遅れたりしていなければ問題ありません。
※たまにクレジットカードの引き落としができなかった経験があり、審査をクリアできるか不安に思われる方もありますが、
信用情報に登録される遅れは、引き落としが出来なかっただけでは登録されません。
引き落としができなかった分を「いつまでの支払うよう」催促が来た場合の支払い期限日までに支払っていればOKです。
しかも、その支払い期限日にも支払いが間に合わなかったケースが、過去7年回で、2.3回くらいなら審査を通過する
ケースが多くなっているようです。
ただし、催促による支払い期限が3回不払いになるといわゆるブラックリスト行きになります。
※ブラックリストというものは本当はなく、「異動情報」という情報が掲載されることになります。
国籍は、基本的に日本国籍を有している人ではないとローンを組めません。
ただし、不動産を所有していれば、担保を入れて組めるところもありますが、
不動産を所有している外国籍に人は非常に少ないでしょうし、
おそらく当サイトをご覧にはなっていないと思います。
勤務先の情報は、勤務先が企業として信用度がどの程度あるのかというところを見られます。
例えば、小さな商店に勤務しているよりも、NTTに勤務しているほうがローンに通りやすくなります。
勤続年数は、その勤務先に何年働いているかです。
一般的には、1年未満だと審査を通りにくくなるといわれていますが、
絶対に通らないというわけではありません。
職種は、どんな仕事をしているかです。例えばお医者さんだったら、その他の項目が悪くても、
審査を通過する可能性は非常に高くなります。
逆に、会社社長、経営者は、意外と審査を通過しにくい職種になります。
年齢は、金融会社にもよりますが、概ね18歳~70歳くらいまでで、完済時の年齢も関係してきます。
例えば、完済時の年齢が80歳と規定のある場合は、70歳の人は10年まで組めますよといった具合です。
所有不動産は、金額が大きくなる場合に見られたりします。
太陽光発電は、ほぼ不動産を所有している方が導入するので、
本当にその不動産が本人のものなのかということや、差し押さえを受けていないか、
あるいは担保として変な会社が抑えていないかなどを見ます。
担保情報を見ることで、金融会社以外から大きなお金を借りているケースなどを見ていきます。
年収は、課税証明や源泉徴収の提出を求められることもあれば、求められないこともあります。
年収が低ければ当然審査は厳しくなりますし、年収が高ければ当然審査は有利になります。
目安としては、300万円程度の年収があることがひとつになるかと思います。
(借り入れ金額にもよりますが)
ただし、所得証明が不要であれば、基本的に年収は自己申告になるので、
最低基準というのはあってないようなものになります。
数千万円規模になれば、必ず年収証明が必要になりますが、
信販会社でローンを組む場合の100万円や200万円ではほとんど不要です。
ただし、勤続年数は信用情報で、いつどこに勤務していたかが参照情報で出てくるので、
ごまかすことはできません。
ソーラーローンの審査は厳しいか
これまで、いろいろな項目を列挙してきましたが、これらの金融会社による審査基準は、金融会社によっても違います。
ソーラーローン以外のローンについても、ほとんど同じような項目が審査対象となります。
ソーラーローンの場合、売電収入や節電収益があること、
ローンを組む人がほとんど不動産を所有している人であること、
大切な不動産を活用する仕組みであることなどから、
審査自体は、他のローンに比べると通りやすいローンになっています。
【ソーラーローンを組むの必要な最低基準】
- 日本国籍
- 銀行口座の所有あるいは、開設できること
- 個人情報に異動情報がないこと
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