太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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みずほ銀行が発売を決めた太陽光発電住宅ローンとは?

2014年9月9日みずほ銀行は太陽光発電住宅ローンを販売することを決めたと発表しました。

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の三大メガバンクでは初となるローンで、
すでに鹿児島銀行など地方銀行の一部では商品化されているものです。

太陽光発電住宅ローンとは、太陽光発電を搭載した住宅に使えるローンのことです。

通常の住宅ローンと異なる点は、つぎのことです。

審査の際に借入限度額を制限する所得に、
太陽光発電による売電収入見込み額含めることができる。

この一点につきますが、一戸建てを立てる際に太陽光発電を導入しようとすると、
最低でも100万円程度から多く費用がかかることになります。

100万円程度であれば、審査上もそんなに大きな違いにはなりませんが、
例えば、屋根の形状を太陽光発電の設置に適した形にして、さらにカーポートにも設置、
合計で10kW以上の産業用太陽光発電を載せるとした場合には、
最低でも300万円以上も余分に費用がかかってくることになります。

借り入れできる住宅ローンには限度がある

そもそも、住宅ローンを借りる際に限度額が出てくるのは、
審査基準のひとつに返済比率と呼ばれるものがあるからです。

これは、年収における住宅ローン返済額の割合を示したもので、
金融機関にもよりますが、この割合は最大で30%~40%くらいで定められています。

つまり、年収のうちの3~4割り以上返済額が多くなる借り入れは、できませんよということです。

住宅を購入する人はさまざまですが、一次取得者といって始めて家を購入される方の多くは、
20代後半~30代後半までの方で、年齢的にもまだ年収が少ない人が多いです。

当然、情報にも敏感になっているので、太陽光発電にも興味を持っています。

住宅販売業者の太陽光発電の搭載を進めることが多いため、
今では新築時に太陽光発電を搭載する家は非常に多いのが現状です。

当然、価格は上がることになり、これまでの住宅ローンをでは審査で承認を得ることが、
難しいケースが増えていたのです。

既存住宅の屋根の上だと設置できる太陽光パネルの量は、屋根の形状によって制限を受けますが、
これから家を建てるのであれば、逆に設置する太陽光パネルの量に併せて屋根を設計できるのです。

結果、多くの容量を搭載して、売電収入を得ることで、経済的なメリットを得ることができるようになるわけです。

例えば、次のケースを比較してみてください。
どちらが得かは、一目瞭然です。

※太陽光発電は、1kWあたり1,100kWh発電するものとします。
※新築年は2014年度で売電価格は、全量買取で1kWあたり32円税別、余剰電力の買取で37円とします。
※通常使用する電気代は、1kWhあたり24円と仮定し、自家使用と売電の割合は、3:7とします。
※建築する住宅は、3,000万円とし、住宅ローンの金利は1%、元利金等35年払いとします。
※太陽光発電は、1kWあたり30万円で導入するものとします。

【ケース1:家のみを建築する場合】
住宅ローンの元金は、3,000万円となります。
住宅ローンの月の支払い額は、84,685円となります。
年間支払額は、1,016,220円です。
実質支払額も、1,016,220円です。

【ケース2:家と太陽光発電4kW載せた場合】
住宅ローンの元金は、3,000万円+太陽光発電120万円、合計3,120万円です。
太陽光発電から得られる利益は、自家使用による節電利益と売電収入の合計です。
4kW×1,100kWh×(30%×24円+70%×37円/kWh)=145,640円となります。
住宅ローンの月の支払額は、88,073円となります。
年間支払い額は、1,056,876円となります。
住宅ローンの支払い額から太陽光発電の利益を差し引きした、
実質支払額は、911,236円となります。

【ケース3:家と太陽光発電15kWを載せた場合】
住宅ローンの元金は、3,000万円+太陽光発電450万円、合計3,450万円です。
太陽光発電から得られる利益は、全量売電収益となります。
15kW×1,100kWh×32円×消費税(1.08)=570,240円となります。
住宅ローンの月の支払額は、97,388円となります。
年間支払い額は、1,168,656円となります。
住宅ローンの支払い額から太陽光発電の利益を差し引きした、
実質支払額は、598,416円となります。

このように太陽光発電を導入することによって大きなメリットを得られるわけです。

太陽光発電住宅ローンのからくり

太陽光発電住宅ローンは、全量買取制度によって保証される買取価格を所得として計算しようというものです。

具体的な事例を見て考えてみましょう。

※返済比率は、厳密には実際に適用される金利とは異なり3パーセント程度の金利で計算します。
これは、変動金利の場合、金利が上昇する可能性があるための措置です。
※返済比率の計算に使われる金利は銀行によって異なります。
※またkWあたりいくらの収入として計算するかは不明ですが、上記例と同じと仮定します。

例えば、ケース1~3の上記3,000万円の家を建てる人の年収が400万円だったとしましょう。
年収400万円くらいの方の返済比率の上限は大体35%くらいが多いです。

【ケース1:家のみを建築する場合】
この場合、年間支払額が、1,385,460円で、返済比率は35%なのでぎりぎり問題ありません。

【ケース2:家と太陽光発電4kW載せた場合】
この場合、年間支払額は、1,440,876円で、返済比率は36%なので相当厳しくなります。

【ケース3:家と太陽光発電15kWを載せた場合】
この場合、年間支払額は、1,593,276円で、返済比率は、40%くらいなのでほぼ通らないでしょう。

太陽光発電住宅ローンを利用すると発電量を年収に組み込めるようになります。
【ケース2:家と太陽光発電4kW載せた場合】
この場合、年間支払額は、1,440,876円で、年収は11万(売電分)UPの411万円になり、
返済比率は35%なのでぎりぎりいけそうなラインになります。

【ケース3:家と太陽光発電15kWを載せた場合】
この場合、年間支払額は、1,593,276円で、年収は57万UPの457万円になり、
返済比率は34.8%なのでぎりぎりいけそうなラインになります。

以上のように、太陽光発電を新築時に導入する方にとっては朗報となるでしょう。

しかし、そもそも返済比率はともかくとして、借金してまで太陽光発電を導入してもよいのか?
あるいは、ちゃんと元は取れるのか?不安に思われる方は、太陽光発電を借金してまで設置するのはメリットがあるのか?をご覧ください。

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