太陽光発電の構造
※図の青色は電力会社から購入する電力の流れを示します。
※図のオレンジ色は太陽光発電した電力の流れを示します。
太陽光発電は上図のような構造になっています。
まず、太陽光が太陽電池モジュールに照射されて、太陽光発電とは?で説明したように電気が発電し、
各パネルで発電した直流の電力が、「接続箱」に集められています。
そして、次にパワーコンディショナーにて直流の電気が交流に変換されて、
分電盤から各コンセントへと電気が送られます。
太陽光発電システムだけでは、作られた電気は保存することができないので、※1
分電盤から各コンセントで使用されることがなかった電気は、
売電メーターを通って、電力会社へと売電されていきます。※2
逆に夜間や曇りの日など、発電する電力量よりも使用する電力のほうが大きい場合は、
買電用メーターを通って、電力会社から購入することになります。
これは、太陽光発電を設置していない家庭でみられる通常のケースと同じです。
一般的な家庭で電気メーターと呼ばれているものが買電メーターです。
まず、電気が使用される場合は、太陽光発電側から供給されるものが優先的に使用され、
それでもたらないものは、通常の電気網を通って供給される電力を使用するわけです。
各用語については、また別途同じカテゴリ内で解説していくようになります。
ここでは、全体的な流れをイメージできるようにしていただけたらと思います。
※1.電気を蓄えておくには別途蓄電池を購入して設置する必要があります。
※2.売電されるのは、系統連結という手続きを取った場合のみとなります。
売電は電線を通常とは逆の方向に電気を流す必要があるため、電気を
逆潮流させる必要があるため、このような手続きをすることが必要となります。
また、先に自家使用されて余った分を売電するので、その売電する電力のことを、
余剰電力とも呼びます。
※2.売電されるのは、系統連結という手続きを取った場合のみとなります。
売電は電線を通常とは逆の方向に電気を流す必要があるため、電気を
逆潮流させる必要があるため、このような手続きをすることが必要となります。
また、先に自家使用されて余った分を売電するので、その売電する電力のことを、
余剰電力とも呼びます。
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