太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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新エネルギーの種類詳細【1】

太陽光発電は、再生可能エネルギーに分類されますが、

再生可能エネルギーは、別名を新エネルギーと呼びます。

ここでは、代表的な新エネルギー各種の特徴や詳細を記載したいと思います。

新エネルギーには、大きくわけて電力が取り出されるものと、

熱が取り出されるものにわけることができます。

それぞれの種類ごとに解説していきます。


電力が取り出される新エネルギー

太陽光発電

太陽光が太陽電池に照射されることで発電する仕組みです。

日射量さえ確保すれば、どこでも設置できるという大きな利点がある一方で、

夜間は全く発電しないなど、完全に日射量に依存する難点があります。

しかし、非常にクリーンで導入しやすいものということができるでしょう。

詳しくは、太陽光発電とは?をご確認下さい。


風力発電

風の力でモーターを回すことで発電する仕組みです。

主に海岸沿いなどの年間を通して強い風力が見込まれる地域で導入されています。

発電力は非常に強力ですが、これも自然環境に依存するという難点と、

風車が風切る低周波の騒音被害、さらにはバードストライクという鳥類が風車に巻き込まれる被害、

巨大な建造物になることによる景観を損ねるという欠点もあります。

さらに初期費用が高額なのもネックとなっています。


バイオマス発電

バイオマスとは、生物資源の量のことをいいますが、

今日では化石燃料を除く再生可能な生物由来の有機性エネルギーや資源を指す言葉として、

使われていることが多くなっています。

基本的には草食動物の排泄物や木材、かいそう、生ゴミ、紙、動物の死骸、糞尿などで、

元々薪や炭などとして利用されていたもののことです。

化石燃料の代替えとして非常に期待されていますが、

安定収集や管理の面などで、非常に手間がかかるという難点も同時に抱えています。

日本でも非常に積極的に推進しているエネルギー源のひとつです。


中小水力発電

高いところから、低いところへ水が流れ落ちる力を電力に変える発電方法で、

ダムなどの自然を壊すようなものを除いたものを指します。

昔からある程度仕組みとしてあった方法ですが、地権者との調整や、

発電所を建設できる場所に限りがあるのが大きな難点です。


地熱発電

主に火山活動によって発生する熱で水蒸気を発生させて、

タービンが運動することによって発電する方法です。

非常に安定したエネルギーの供給ができるというメリットがありますが、

一方でそういった火山活動が活発な場所は、ほとんどが国立公園に指定されていて、

発電所の建設が容易ではないことや、自然災害のリスクが高いこと、

建設費用が高額になってしまうことなどの問題点があります。


潮力発電

潮の満ち干きによるエネルギーでタービンを回転させ、電力を発生させる方法です。

地球の自転や月の公転は、非常に安定しており、それに伴って起こる、

潮の満ち引きは規則的なエネルギーを引き起こします。

発電量の予測がとても立てやすいというところは優れていますが、

どうしても海岸や海洋に建設する必要があるため、

建造物や機器が塩害で劣化する速度が極めて早くなり、

最終的には、費用が多くかかってしまうという難点があります。


熱が取り出される新エネルギー


太陽熱利用

太陽の熱を利用するものです。

主に太陽熱温水器等で利用されます。

エネルギー効率が非常に高くて有効ですが、用途が限られていること、

保守体制・販売方法の不都合であまり普及していません。


バイオマス熱利用

バイオマス発電では、バイオマスを利用して電力を発生させましたが、

この場合は、それを熱として利用する方法となります。


温度差熱利用

大気と河川水や工場排水との温度差を利用するものです。

ヒートポンプや熱交換器を利用する方法です。

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