太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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太陽光発電販売業者には大きな責任があります。

定権は我々にはありません、決めたのはお客さんです。」
このように開き直る太陽光発電販売業者がいます。

太陽光発電を導入したはよいものの、思ったように発電しなかったり、想定よりも早く故障したり、太陽光発電の工業製品である以上、寿命もあれば不良品の確立もあり、また発電量も年によって違いますし、シミュレーション通り行かないこともあるでしょう。

さらに、これら偶発的な事柄だけではなく、販売担当者や施工業者の技術力不足、経験値不足、判断ミスからトラブルが起こることも十分にあります。大切なことは、どれだけ未然のそのようなトラブルを防げる体制をとっているのかということと、万が一問題が起こったときに、どのような対応をするか、その姿勢にあると思っています。


ビジネスの上何か問題が起これば、当事者は決して「無関係ではいられない」ものです。

確かに、太陽光発電を購入すると決めたのはお客様であって販売店ではない以上、決定権は私にはありませんとさじを投げることはある面正しいように見えます。しかし、お客さんに購入することを決断するよう導いたのは販売店であり、太陽光発電が購入して終わり、売って終わりの商品でない以上、お客さんが求める成果=商品の本来の価値≒長期にわたって適切に運用され期待された収益を回収することが実現できるまでサポートすることは販売店の責任ということができるでしょう。

もちろん、誠心誠意対応していても、トラブルが避けられないこともあるでしょう。

また、人によっては、十分な理解を得ていたはずが、気分がかわり、何かにつけて難癖をつけるようなお客さんもいることでしょう。

しかし、いずれにせよ、事前の対応、事後の対応は販売業者の姿勢が問われるのは間違いありません。


スキルや知識、技術力に個々人間の差

 太陽光発電には「長所と短所」があり、完璧な商品でない以上、現場状況において「設置に適さない場所」は必ず存在します。それは、設置場所の面積からの制約であったり、方位と勾配の関係にが原因となるものであったり、日影条件だったり、屋根や家の構造的な問題だったり、様々な状況が複合的に関係するもので、一般に数値化されるメーカーの発電シミュレーションでは再現しきれるものではなく、現在では「経験値」に頼らざる得ない場合がほとんどです。もちろん、メーカーのガイドラインに則り、判断すればよいのでしょうが、現場というのは、教科書どおりにできているわけではなく、常にさまざまな状況が複雑に絡み合って現実となっているものです。

 太陽光発電業界全体でのノウハウの積み重ねや、情報・技術の共有も急がれなければなりませんが、現在の需要に対応しなければならない状況下では、販売店や施工店の役割は、「職人・作業員」ではなく、正しい知識を持った「専門技術者」であるといえるでしょう。そういう意味で、販売店と相対する場合には、単なる営業マンなのか、プロのコンサルタントなのか、単なる工事員なのか、プロの技士なのか、しっかりと確認することが必要です。

太陽光発電は、このように、販売店や施工店、そこの従業者のスキルや知識、技術に大きな開きがあるため、長期的によい成果を得続けていくためには、しっかりと選ぶことが大切になります。発注してから、しまったと思っていたのでは、遅すぎるのです。事前に十分過ぎるくらい時間をかけて業者選定をするようにしましょう。

販売店選びは、高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法をご確認ください。


補足:結局販売店や施工店次第

 経験の積み重ねは、文字どおり時間をや場数を必要とします。

しかし、同じ時間でも、より深く知識を吸収できるかは、個人の気持ち次第ではないでしょうか。常に問題意識を持ち、情報収集を怠らず、疑問や質問があれば、すぐにでもメーカーに問い合わせを行う等して日頃から積極的に行勤し、自信を持って顧客、販売担当者に話ができるようになるでしょう。

そういった意味では、ただ業歴や経験があるからといって優れた業者とは限りません。このあたりもしっかりと踏まえておくようにしましょう。

また、販売店と施工業者が異なる業者である場合、お互いに責任を押しつけ合ったりすることもあります。

取引条件など、約束事については、しっかりと文書で交わすようにしましょう。


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