この見積もり内容は本当に妥当なの?
太陽光発電の販売業者に依頼して、見積もりとシミュレーションが届いた。
でも、本当にこの内容は妥当なのだろうか・・・。
業者から提出された見積もりやシミュレーションを見ても、本当にその内容が妥当なのか、
不安になった経験がある方は非常に多いはず。
導入してから相場よりはるかに高い金額だったとか、思ったほど発電量を得られないだとか、
嫌な思いをしなくてもよいように、見積もり内容をしっかりと把握して、トラブルがないようにしましょう。
そもそも見積もり内容が妥当かどうか検証できないのにはわけがあります。
それは、テレビやビデオ、洗濯機や冷蔵庫などの普通の家電とは違って、
まったく異なる設置場所に設置工事込みで導入するある面セミオーダーメードな商品だからです。
つまり、太陽光発電は標準設置工事における大体の流通相場がありますが、
設置容量が異なったり、設置講じ内容が異なったり、設置面の状況によって設置パネルが異なることから、
どうしても流通相場を掴むことが難しいということがいえるのです。
だからこそ、見積もりとシミュレーションをしっかりと見極めることが大切になるわけです。
※その前に、次の記事で太陽光発電の見積もりとシミュレーションの見方をおさらいしておきましょう。
そもそも「妥当な見積もり」とはどういったものなのかを明確にする必要が出てきます。
何がどうなっているのが妥当なのか、チェックする項目をまずは確認したいと思います。
以下の見積もりサンプルをご覧ください。
見積もりの記載方法は、各会社によって違いますし、金額の入っている項目や価格などもすべて業者によって違います。
これらの金額のうちわけも大切になりますが、まずは以下の項目をチェックしてみてください。
そもそもどのメーカーのどんな機器かを知ることは大切です。
なぜなら、メーカーによって価格は随分と違うからです。
→太陽光発電メーカー各社の1kWあたりの年間発電量参照ください。
太陽光発電は、メーカー毎に使用している素材や生産技術が違うことから、価格も違えば、
発電効率や実発電量も大きく違ってきます。
→太陽電池モジュールの変換効率とは?|パネルの選び方参照ください。
当然、太陽光発電は発電してなんぼ、ですので、ただ安ければよいというものでもないですが、
一方で、どれだけ多く発電するとしても、高すぎてはまた意味もなくなってしまいます。
→太陽光発電で費用対効果を最大化する方法参照ください。
以上のことから、太陽光発電販売業者が提案している製品について真っ先にチェックすべきです。
それぞれの相場と比べてどの程度なのかを知ることができます。
そして、もう一つ大切なことは、「どうしてそのメーカーのその製品」を提案しているかです。
私であれば、ユーザーの方のニーズを聞いて、それにあった製品を提供します。
例えば、費用対効果を最大化したい方には、ソーラーフロンティアかパナソニックHITをおススメするでしょう。
また、できるだけたくさん発電量を得たい方には、東芝をおススメするでしょう。もしかしたら、東芝にすることで10kW以上にすることができるかもしれないからです。
→太陽光発電を庭に設置することのメリットやデメリット参照ください。
次に、トータルの設置費用と設置容量をチェックします。
これで、実際にあなたが導入した場合に1kWあたりいくらなのかを知ることができるので、
一般的な工事で収まる場合の導入相場と比較することができるようになります。
ちなみに、設置容量が大きいほど、1kWあたりの単価は安くなりますので、ご留意ください。
そして、相場よりも高い場合、純粋のその販売店の販売価格が高いということもありますし、
標準工事費用の他に別の工事費用が含まれているケースがあります。
こうなると余計に見積もりの妥当性を見極めることが難しくなります。
標準工事費のほかの費用というのは、例えば屋根の補修費用のような特殊な費用です。
その場合、標準工事費用と別途かかる費用をわけて計算するようにします。
どこで、標準工事だったらいくらか、別途の工事だけだったらいくらかがわかることになります。
どこかの販売店で別工事が必要な場合は、基本的には他の販売店でも別工事が必要ということになります。
そのため、複数社から見積もりを取得して、同様に標準工事費と別の工事費を分けて比較することで、
特別な工事費用が妥当かどうかを検証することができるようになるでしょう。
その場合は、太陽光無料見積もりなどを活用するとよいでしょう。
最後に、メーカー保証内容と施工保証、定期点検やメンテナンスの予定を比較するようにしてください。
→太陽光発電にとって重要となるメンテナンス参照ください。
なぜなら、太陽光発電が成功するかどうかは、設置場所の環境や条件が決定的に重要なのですが、
その場所をしっかりと現地調査して、場所に適した太陽光発電運営を提案するのは販売店だからです。
そして、導入するかどうかの判断基準となる見積もりやシミュレーションを提示するのは販売店だからです。
だからこそ、まずは見積もりの妥当性の前に、販売店の妥当性を見ることが大切になります。
→高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法は必見です。
そして、次に重要になるのは複数の販売店から見積もりを取得することです。
複数の販売店から見積もりを取ること=相見積もりを取ることで、販売店同士の競争が生まれるからです。
どれだけ優良な販売店であっても、競合がなければ少しでも高く販売しようとします。
そうすることで、販売店は利益を出すことができ、利益を出すことができたら、顧客へのサービスを
より拡張することができますし、そもそも倒産するリスクが少なくなるからです。
ところが、競合がいるとそうも言ってられなくなります。
なぜなら、いくら利益を残せるプランを提示しても、ユーザーの方が買ってくれなかったら、
販売店としては一銭にもならないからです。
お金が入ってこなかったら利益にならないばかりか、営業活動に要した経費分だけ損をすることになります。
これらのことを踏まえて、どれだけ感じのよい業者であっても、どれだけよいと思われる業者であったとしても、
決して一社からの見積もりで決めてしまうのではなく、複数社からの見積もりを取得して導入するようにしてください。
その際に、注意すべき点は、このページで紹介したようなさまざまな点になるのです。
でも、本当にこの内容は妥当なのだろうか・・・。
業者から提出された見積もりやシミュレーションを見ても、本当にその内容が妥当なのか、
不安になった経験がある方は非常に多いはず。
導入してから相場よりはるかに高い金額だったとか、思ったほど発電量を得られないだとか、
嫌な思いをしなくてもよいように、見積もり内容をしっかりと把握して、トラブルがないようにしましょう。
そもそも見積もり内容が妥当かどうか検証できないのにはわけがあります。
それは、テレビやビデオ、洗濯機や冷蔵庫などの普通の家電とは違って、
まったく異なる設置場所に設置工事込みで導入するある面セミオーダーメードな商品だからです。
つまり、太陽光発電は標準設置工事における大体の流通相場がありますが、
設置容量が異なったり、設置講じ内容が異なったり、設置面の状況によって設置パネルが異なることから、
どうしても流通相場を掴むことが難しいということがいえるのです。
だからこそ、見積もりとシミュレーションをしっかりと見極めることが大切になるわけです。
※その前に、次の記事で太陽光発電の見積もりとシミュレーションの見方をおさらいしておきましょう。
見積もり内容のチェック項目
提出された見積もりとシミュレーションが本当に妥当なものなのか、検討するために、そもそも「妥当な見積もり」とはどういったものなのかを明確にする必要が出てきます。
何がどうなっているのが妥当なのか、チェックする項目をまずは確認したいと思います。
以下の見積もりサンプルをご覧ください。
見積もりの記載方法は、各会社によって違いますし、金額の入っている項目や価格などもすべて業者によって違います。
これらの金額のうちわけも大切になりますが、まずは以下の項目をチェックしてみてください。
- 太陽光発電メーカーと型番
- トータルの設置容量とトータルの導入費用
- 工事内容の細目
- メーカー保証内容と施工保証
- 定期点検やメンテナンスの予定
そもそもどのメーカーのどんな機器かを知ることは大切です。
なぜなら、メーカーによって価格は随分と違うからです。
→太陽光発電メーカー各社の1kWあたりの年間発電量参照ください。
太陽光発電は、メーカー毎に使用している素材や生産技術が違うことから、価格も違えば、
発電効率や実発電量も大きく違ってきます。
→太陽電池モジュールの変換効率とは?|パネルの選び方参照ください。
当然、太陽光発電は発電してなんぼ、ですので、ただ安ければよいというものでもないですが、
一方で、どれだけ多く発電するとしても、高すぎてはまた意味もなくなってしまいます。
→太陽光発電で費用対効果を最大化する方法参照ください。
以上のことから、太陽光発電販売業者が提案している製品について真っ先にチェックすべきです。
それぞれの相場と比べてどの程度なのかを知ることができます。
そして、もう一つ大切なことは、「どうしてそのメーカーのその製品」を提案しているかです。
私であれば、ユーザーの方のニーズを聞いて、それにあった製品を提供します。
例えば、費用対効果を最大化したい方には、ソーラーフロンティアかパナソニックHITをおススメするでしょう。
また、できるだけたくさん発電量を得たい方には、東芝をおススメするでしょう。もしかしたら、東芝にすることで10kW以上にすることができるかもしれないからです。
→太陽光発電を庭に設置することのメリットやデメリット参照ください。
次に、トータルの設置費用と設置容量をチェックします。
これで、実際にあなたが導入した場合に1kWあたりいくらなのかを知ることができるので、
一般的な工事で収まる場合の導入相場と比較することができるようになります。
ちなみに、設置容量が大きいほど、1kWあたりの単価は安くなりますので、ご留意ください。
そして、相場よりも高い場合、純粋のその販売店の販売価格が高いということもありますし、
標準工事費用の他に別の工事費用が含まれているケースがあります。
こうなると余計に見積もりの妥当性を見極めることが難しくなります。
標準工事費のほかの費用というのは、例えば屋根の補修費用のような特殊な費用です。
その場合、標準工事費用と別途かかる費用をわけて計算するようにします。
どこで、標準工事だったらいくらか、別途の工事だけだったらいくらかがわかることになります。
どこかの販売店で別工事が必要な場合は、基本的には他の販売店でも別工事が必要ということになります。
そのため、複数社から見積もりを取得して、同様に標準工事費と別の工事費を分けて比較することで、
特別な工事費用が妥当かどうかを検証することができるようになるでしょう。
その場合は、太陽光無料見積もりなどを活用するとよいでしょう。
最後に、メーカー保証内容と施工保証、定期点検やメンテナンスの予定を比較するようにしてください。
→太陽光発電にとって重要となるメンテナンス参照ください。
妥当性チェックする基本は販売店選定と相見積もり
太陽光発電の導入に成功するのにもっとも大切になるのは、販売店選びです。なぜなら、太陽光発電が成功するかどうかは、設置場所の環境や条件が決定的に重要なのですが、
その場所をしっかりと現地調査して、場所に適した太陽光発電運営を提案するのは販売店だからです。
そして、導入するかどうかの判断基準となる見積もりやシミュレーションを提示するのは販売店だからです。
だからこそ、まずは見積もりの妥当性の前に、販売店の妥当性を見ることが大切になります。
→高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法は必見です。
そして、次に重要になるのは複数の販売店から見積もりを取得することです。
複数の販売店から見積もりを取ること=相見積もりを取ることで、販売店同士の競争が生まれるからです。
どれだけ優良な販売店であっても、競合がなければ少しでも高く販売しようとします。
そうすることで、販売店は利益を出すことができ、利益を出すことができたら、顧客へのサービスを
より拡張することができますし、そもそも倒産するリスクが少なくなるからです。
ところが、競合がいるとそうも言ってられなくなります。
なぜなら、いくら利益を残せるプランを提示しても、ユーザーの方が買ってくれなかったら、
販売店としては一銭にもならないからです。
お金が入ってこなかったら利益にならないばかりか、営業活動に要した経費分だけ損をすることになります。
これらのことを踏まえて、どれだけ感じのよい業者であっても、どれだけよいと思われる業者であったとしても、
決して一社からの見積もりで決めてしまうのではなく、複数社からの見積もりを取得して導入するようにしてください。
その際に、注意すべき点は、このページで紹介したようなさまざまな点になるのです。
太陽光発電業者から提出された見積もり内容の妥当性を見極める法関連ページ
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