見積もりから現地調査まで
※ここに記載している内容は、30代会社員の加藤さんが家を新築するに当たって太陽光発電導入を検討するために何をしたかについて書いてもらった手記です。前回見積書の内容と費用の項目をどうみる?からの続きになります。
書面での見積もりも大切ですが、やはり実際に専門の業者の人に現場を見て頂くことが大切です。就職試験も書類審査の後に、面接試験がありますよね?そんな感じです(笑)そこで今回からは、見積もり~設置~運転開始までを一挙にご紹介しますので、全体の流れを掴んで頂ければと思います。
見積もり後は、現地調査をお願いしよう
私の場合、現地調査は、大体申し込み~3週間程で行われました。
何故、現地調査が必要なのかお分かりですか?太陽光発電を導入するためには、より正確な「初期費用」と「年間収益金額」を知っておく必要があるからです。そこで写真や図面などの資料だけでなく、必ず販売管理会社に「現場調査」をお願いする必要がでてくるのです。
私が参考にした太陽光発電アドバイザー公式情報サイトでも繰り返し書いてありましたが、やはり現場を見ないことには始まらないというのは本当だと思います。実際に稼動した際の収支計画を知るためにも絶対に欠かせないステップだと思います。
現地調査ではここをチェックしている
さて、どのようなことを調べるのか?早速まとめてみました。主に以下の3つです。
※やはり、なるべく真南に向けて設置できることが重要です。
※角度に関しては、お住まいの地域によって最適角度は異なり、南に行けばいくほどその角度は狭まります。
※太陽光発電には欠かせない朝日や夕日が、パネルにあたるかどうか。
年間予測発電量を増やす為に、この3項目はとても大切です。
なぜなら、売電収入額に大きく関わってきますからね~。
それでは、専門の業者の方から聞いた話をご紹介しますね。
業者さん曰く、③に関しては法律で日照権が定められているので、日中はほとんどの場合日光が望めるだろうとのことでした。
しかし、周辺環境によっては十分な日光が得られない場合があるとのことです。
自宅の周りに山や木々があったり、建物周辺に高層ビルやアパートがある場合は、朝日と夕日が十分に得られない可能性が出てきます。
なんとこれだけで、約20~30%ほど 年間の収益額に良くない影響が出てしまうというのです。
これには驚きです!
太陽光発電で損をしないために、しっかりと現地調査をして、より正確な予想収益を知っておくようにしましょう。
現地調査をするメリットは?
「現地調査をしてもらう時間がもったいない」「面倒くさい」というあなた!
実は私も、極度の面倒くさがりなので、書類の見積もりだけで十分だと思っていました。
けれど、現地調査はすごく大切です。そこで、3つのメリットをお話しましょう。
- 事前に図面で見ている情報を参考に、実際に当てはめて考えることができる。
- 太陽光発電パネルを予定枚数設置できるかどうかを確認できる。
- 屋外だけでなく、配線や接続に問題がないかどうか、屋内調査もしてもらえる。
※屋外だけでなく、屋内もしっかり調査しておく必要があります。
配線トラブルが起きやすいブレーカー周辺、パネルの設置する屋根裏は、現地調査の前に整頓をして調べやすい環境を整えておきましょう。
そして、次回はいよいよ現地調査から設置工事まで外せない3つのチェックポイントへと進みます。
見積もりからの現地調査3ポイント|太陽光発電のいろはみちしるべ関連ページ
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