見積もり書のさまざまな費用項目について
※ここに記載している内容は、30代会社員の加藤さんが家を新築するに当たって太陽光発電導入を検討するために何をしたかについて書いてもらった手記です。前回知っておくべき見積書の注意点からの続きになります。
ここでは、太陽光発電の見積もり書において、特に、「太陽光発電システムの費用項目」について説明いたします。私も知人から色々と教えて貰ったことや自分で調べたことが、本当に役立ったのでまとめておきたいと思います!少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。いよいよ見積書の具体的な内容をみていくところに入りました。見積書とシミュレーションの検討は、太陽光発電の導入自体の成否を決める極めて大切な部分になります。そして、実際に大切だとわかっていても、項目をしっかりと理解していないと意味がありません。ぜひ体験談をお読みください。
- 太陽光発電システムの費用項目を知ろう
- ソーラーパネル(太陽電池モジュール)
- パネルの表面素材(シリコン)
- パワーコンディショナ
- 設置工事費用
太陽電池モジュール=ソーラーパネル
パネル1枚当たりの相場は、2014年2月調査によると約 5~20 万円と言われています。
なぜ、こんなにも金額に差が出るのでしょう?理由は、以下の通りです。
- 表面素材シリコン・サイズ・発電能力 (Wワット数) によって、パネルの価格は差が出る
- 屋根によって、適したパネルの形状が違う。つまり値段も違う。(長方形・三角形・台形など、さまざまな形があります)
また、形状だけではなく、次に解説する素材によっても価格が違うことがわかりました。
ソーラーパネルは太陽光発電の各となる部材なので、相当慎重に選びましたね。
太陽電池モジュールの素材=シリコンの種類
シリコンタイプのパネル表面素材は、「単結晶」「多結晶」「 HIT」「薄型」の4つのタイプがあります。
んー・・・この 4つの違い分かりますか?私も、最初はもちろん分かりませんでしたよ。
- 「単結晶」:発電効率は NO、1 !しかし、単価も NO、1 。
- 「多結晶」:低価格です。しかし発電効率は、単結晶より -15%
- 「 HIT」:単結晶×薄型の新商品。単価は、単結晶よりもやや低め。
- 「薄型」:メリットは、低コスト&熱に強い。デメリットは、発電効率が単結晶より -6%
※加藤さんの言う薄型というのは、薄膜シリコンのことと思います。
また、現在は、さらにCISシリコンもメジャーで実発電No.1とも言われています。→実発電量No.1!ソーラーフロンティアは稼ぐ太陽光発電参照ください。
単結晶の代表格は、発電効率世界No.1|東芝太陽光発電の実力のヒミツや、シャープ、三菱などです。
多結晶は、京セラなど、HITは発電量トップクラスのパナソニック太陽光発電HITシリーズといったところです。
パワーコンディショナー
担当者から聞いたのですが、通常の場合は 3~5kW につき、パワーコンディショナを 1つ設置するとのことです。ちなみに 2014年2 月調査によると、 1個当たりの約30~60 万円します。やはり太陽光発電システムを設置するのには、お金がかかりますね。
ここで、パワーコンディショナについてまとめてみました。
- ちょっと驚き!パワーコンディショナは屋内・屋外・屋内屋外兼用の 3種類。
- 防水加工や耐久性が強化してある「屋外タイプ」は、他のタイプに比べて単価がアップする。
- パネル同様、パワーコンディショナもメーカーによって仕様が異なる。
※ただし、太陽電池モジュールが決まったら、パワーコンディショナーも決まってくるようです。
設置工事費用
太陽光発電システムの設備費用の次は、設置工事費用についてご説明します。
設置工事費用とは、ソーラーパネルやパワーコンディショナなどの太陽光発電システムを、ご自宅の屋根に設置するときの工事費用です。
設置工事費用は大きく 2つに分けられます。
- 専用架台の取り付け(屋根の形状によって費用は異なる)
- ケミカルアンカー(架台と屋根を設置するためのボルトの 1種)
上記の取付施工費の相場は、 1カ所あたり(10kW未満) 約 30~60 万円と言われているそうです。
価格はどうしても人それぞれになると思いますが・・・。
電気配線工事作業は2つの行程があります。
1つは、太陽光発電システムを自宅の電気と接続する作業です。
そしてもう 1つは、電力会社への申請&電線に接続する作業です。
相場は、 1カ所あたり(10kW未満) 約 20~40 万円と言われています。
以上、システムと工事費用の合計金額が見積もりの価格となります。
太陽光発電システム・設置工事・電気配線工事・電力会社への申請手続きの 4つの項目、1つ1 つに注目しながら見積もり書を確認するようにしましょう。けれども、人それぞれ住む家が違うように、屋根の形状や構造などで工事の方法も費用も変わってくるということをお忘れなく。ですから、色んな人の意見を聞いたり、自分なりにリサーチして適正価格を見極める努力をすることが大切です!
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