パナソニック製太陽光発電HITは間違いなく高性能!
2014年現在、日本の消費者からNo.1の人気を誇る次世代型ハイブリッドパネルのパナソニック製太陽光発電HIT。
世界中で利用者は着々と増え続けているその理由は何なのでしょうか?
パナソニックの太陽光発電は、旧三洋電機のものを踏襲しています。
ハイブリッド型太陽電池HITももともとはSANYOブランドで製造され、当時から人気でした。
三洋電機は、本格的充電池「エネループ」を普及させた電池関係に対して、
非常に高い技術を持っていた電気メーカーで、経営危機に陥り、パナソニック傘下にはいってからも、
その高い技術力は、研ぎ澄まされていきました。
HITは、三洋電機で生まれ、パナソニックで大きく性能を向上させ飛躍しているのです。
世界トップクラスの発電量を誇るヒミツはハイブリッド構造にある
パナソニック製太陽光発電HITは、世界トップクラスの発電効率を誇ります。JISが定める公称最大出力において、発電効率は、世界最高の東芝製単結晶モジュールの20.1%に
わずか届かず、19.5%と非常に高い数値を出しながら、単結晶モジュールの弱点を克服し、
高温時発電効率の低下を抑える仕組みになっています。
これは、単結晶モジュールの発電効率の良さとアルファモスという化合物の組み合わせによる、
よいところどりの結果ということができるでしょう。
※発電効率については、発電効率世界No.1|東芝太陽光発電の実力のヒミツで解説しています。
また、耐久性にも優れており、20年という長期保証も無償でついてきます。
パナソニック製ハイブリッド太陽光発電HITの特徴
HITは、上の図でまとめたとおり、高発電効率であることが最大の特徴です。
そのため、限られた面積でも最大の発電量を確保することができるので、
小さな屋根でもたくさん発電量を確保することができるようになっています。
また、独自技術のウォータードレインコーナーを採用しているため、
太陽光パネル表面の汚れを雨水がきれいにしてくれるため、汚れによる発電量の低下を防ぐことが可能です。
※もちろん、完全に汚れを防ぐことはできないので、適切な対処は必要になります。
別途太陽光発電のメンテナンスをご覧ください。
また、高温時の発電量の低下が単結晶モジュールに比べて緩やかであるため、
真夏の日中などでも、多く発電することができます。
ハイブリッド型太陽電池HITの構造
HITの構造で特徴的なのは、化合物であるアルファモスシリコンを使っていることです。
一般的な単結晶シリコンは、暑さに弱いのですが、アルファモスシリコンと単結晶シリコンをミックスしていることから、
発電効率が高い上にm、暑さに強いという特徴を作り出すことができるようになったのです。
また、次の3つの技術を活用することで、太陽光をしっかりと取り込むことに成功しています。
- ガラスの反射を減らす
- 単結晶シリコン由来の分子構造
- タブを細線化による電気ロスの減少
結果、下のデータに見られるとおり、暑さに強く、かつ発電量を多く保つことが可能になりました。
ちなみに、一般に用いられる発電効率は、太陽光パネルの温度が30℃の時のものです。
しかし、太陽光パネルは濃紺~黒に近い色であるため、太陽光が照射されるとすぐに温度が上昇します。
真夏では、80℃を超えることがあるくらい高温になることもあるので、
高温時の発電効率の低下は、非常に大きな課題だったのです。
パナソニック製HITのラインナップと価格相場と保証内容
形式 | 変換効率 | 公称最大出力 | 価格 |
---|---|---|---|
VBHN244SJ33 | 19.0% | 244W | 135,000円 |
VBHN250SJ31 | 19.5% | 250W | 163,000円 |
VBHN120SJ33 | 18.1% | 120W | 66,500円 |
VBHN240SJ21 | 18.7% | 240W | 133,000円 |
VBHN245SJ21 | 19.1% | 245W | 160,000円 |
VBHN120SJ21 | 18.1% | 120W | 66,500円 |
パナソニック製ハイブリッドHITは、上記のとおり高品質であることから、価格も高額になっています。
工事費込みの一般流通価格としては、概ね1kWあたり350,000円程度が最安値帯となっているようです。
もちろん価格は導入量や販売店によって大きく異なりますので注意が必要ですが、
このくらいの価格であれば、概ね相場と合致すると考えて頂けたら幸いです。
※ただし、注意が必要です。
確かにパナソニック製HITは、非常に高品質なパネルですが、
太陽光発電にとってもっとも大切なことは費用対効果になります。
実際にシミュレーションを取得し、見積書とにらみ合わせて採算性を損なうようであれば、
あえてパナソニックにすることはせず、他社の製品とも必ず比較検討するようにしてください。
→どのメーカーのどの製品がよいか|太陽光発電メーカー毎の特徴参照ください。
【パナソニックHITの保証内容】
パナソニックは国内メーカー最長クラスの長期保証を実現しています。
太陽電池のモジュール出力保証は20年、パワーコンディショナー15年となります。
出力保証内容は、公称最大出力に対して10年で81%、20年で72%となっています。
つまり、それを超える出力の低下が見られた場合には、無償で修理か交換をしてもらえるということになります。
さらに、台風や落雷等の自然災害補償までついているので、保証に関する手厚さは抜群ということができるでしょう。
※ただし、価格を最終的に決めるのも、工事保証するのも販売店です。
そういう意味で、当サイトでは販売店選びを何よりも大切にしたいと考えているのです。
→
高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法でしっかりと販売店選びをしていただき、
複数社の販売店から複数メーカーの見積もりとシミュレーションを得ることで、よりよい太陽光発電の検討作業をしてください。
※各画像は、パナソニックHPより転載させていただきました。
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