太陽光発電のいろは「みちしるべ」
MENU

産業用太陽光発電って一体いくらくらい初期費用が必要?

業用太陽光発電システムを設置するためには、非常に多額の費用がかかります。そのため、太陽光発電の設置前に初期費用はいくらかかるのか、設置後にはどのくらいで初期費用が回収できるのかをきちんと明確にしておく必要があるのです。そこで今回はより正確な費用回収スケジュールを立てるべく、まず産業用との比較をしやすいように、住宅用太陽光発電の初期費用について説明していきたいと思います。

現在の太陽光発電の初期費用の相場は?

太陽光発電の普及により、各メーカー間の価格競争などが激しくなってきたことで、発電システムの設置費用は、年々下がってきております。それでは、1kWあたりの価格に注目してみましょう。今までは1kWあたり「50万円」が相場でした。しかしながら近頃は「30万円後半」にまで、安くなっています。(※1kWあたりの価格は、一括見積の平均相場を参考に算出しています)かなりの値下がりですね。一般家庭に太陽光発電システムを導入した際の平均設置容量が「4kW」ですから、つまり一般家庭に設置した際の初期費用は「140万円~160万円」となります。これは、だいたい車1台分の金額と言えるでしょう。つまり以前は、あんなにも手の届かない存在だった太陽光発電システムが、最近では車を購入するのと、同じ感覚で取り入れることが出来る時代になったというわけです。

太陽光発電は「コスト」と「利益」の両方を回収出来る

前項で、住宅用太陽光発電設置費用と車購入費用に大差がないとお伝えしました。しかし金額は同じでも、太陽光発電の設置と自動車の購入にはとても大きな違いがあるのです。その違いとは「利益の有無」です。もしあなたが自動車を購入しても、ガソリン代や車検費用などの出費がかかるだけで、利益は生まれません。一方で、太陽光発電システムは、利益を生みます。なぜなら、太陽光の力を借りて自らのシステムで発電した電力を、お住まいの地域の管轄の電力会社に売ることが出来るからです。つまり太陽光発電は一度設置をすれば、長期間に渡って売電収入を得ることが出来る最高のツールと言えるでしょう。太陽光発電は「コスト」と「利益」の両方を回収出来る、とても魅力的な一面を持っています。最近では、株や不動産のようなリスクが大きい投資方法よりも、より確実に利益を生むと注目を集めているのです。このように自身にかかった費用を自ら回収出来るのが、「太陽光発電」の最大の特徴であり、魅力なのです。以下では、住宅用の場合どのくらいの期間で回収できるのか説明していきたいと思います。

売電収入シミュレーションからみる住宅用と産業用の違い

太陽光発電を設置する際には、1番気になるのが設置後の「売電収入」でしょう。そこで今回は産業用太陽光発電のシミュレーションを説明するにあたり、前回に続いて住宅用での収益と回収期間を説明していきたいと思います。産業用は住宅用と比べてどのように違うのか、その魅力とメリットを分かりやすく説明していきたいと思います。

住宅用太陽光発電の売電収入を計算しよう

それでは太陽光発電の売電収入の計算をするにあたって、必要な情報をお伝えします。

  • 1kWシステムあたりの年間発電量・・・・1,000kWh/年
  • 一般家庭の平均太陽電池容量・・・・4kWシステム
  • 1kWあたりの売電価格・・・・37円(平成26年度)

次に、太陽光発電を設置した際の総発電量の計算をしていきます。総発電量は、住宅用の平均太陽電池容量(4kW/容量)×1kWシステムあたりの年間発電量(1,100kWh/年)=4,400kWh/年となります。単純にこれに「1kWあたりの売電単価」である37円を乗じた「162万円」が、4kWでの売電収入となります。しかしながら、この数字は産業用である全量買取制度の太陽光発電の場合です。もしも10kW未満の住宅用太陽光発電の場合は、余剰買取制度が適用になるので、日中に使用した電力量を引かなければいけません。つまり、以下の計算式が成り立ちます。

4,400kWh/年―1,300kWh/年(日中の使用電気量・約30%) = 3,100kWh/年

つまり、余剰発電量は2,300kWh/年となります。余剰発電量が算出されたところで、1kWあたりの売電価格をかけて売電収入を計算します。
3,100kWh/年 × 37円=114,700円/年 となるので、毎月9,5585円の売電収入が見込めることになります。また、一般的な家庭で購入する電気は、1kWあたり24円程度ですので、自家使用分については、1,700kW×24円=40,800円節電になるということになります。
つまり、太陽光発電を導入することで、年間114,700円+40,800円=155,500円利益が出ることになるわけです。先にお伝えしたように、住宅用太陽光発電の価格は、1kWあたり30万円台後半で、4kWあたり140万円~160万円だということを考えると10年程度で大体初期費用を回収するということになります。

住宅用と産業用で大きく異なる、電力会社との契約期間

前述のように、住宅用太陽光発電がどれだけ月々の電気代金を抑えることができ、それが初期費用コストの回収につながるということがお分かり頂けたかと思います。しかしながら、住宅用は日中使用した電気代金を差し引いた「余剰買取制度」という契約になります。それに比べて、産業用は発電したすべてをお金に変えることができる「全量買取制度」というメリットがあります。実はこの他にも、1つ重要なポイントがあります。それは、電力会社との「売電契約期間」です。住宅用は「10年」に対して、産業用は「20年」と何と2倍となっています。しかも、設置する発電システム自体はどちらもほぼ同じで、異なるのは手続きの違いだけです。産業用太陽光発電の設置条件は10kW以上となっており、規模が住宅用に比べて大きくなります。それによって、初期費用となる1kWあたりのシステム単価も非常に安価に抑えやすくなります。このように産業用太陽光発電は、住宅用と比べると大変大きなメリットがあるのです。

産業用太陽光発電最新初期表相場

一言で産業用といっても、10kW以上50kW未満の低圧と、50kW以上の高圧、2,000kW以上の特別高圧やメガソーラーであれば、規模がまったく異なるので、当然1kWあたりの単価も大きくことなってきます。50kW以上のなるとキュービクルの設置が必要になったり、管理主任者を設置する必要があったり、接続申請に事前協議費用がかかったりすることもあることから、初期費用の構成も大きく変わってくることになります。→産業用太陽光発電稼動までの道のり|どれくらい時間かかる?参照ください。また、当サイト内で、低圧と高圧・特別高圧について、それぞれメリットデメリットを記載しているので、併せてご覧ください。

※50kW以上の高圧の場合に追加でカかる費用一覧

  1. 高圧受電設備=キュービクルの費用が100万円程度/100kWあたり
  2. 電気主任技術者の契約費用が年間概ね50万円くらい
  3. 接続申請の事前協議として検討費用21万円程度

さて、規模によって初期費用についてですが、場合わけで記載したいと思います。※なお、ここで取り上げている価格相場は、インターネットを幅広く検索して収集したデータを元に計算しているため、地域によっては販売店や輸送コストなどの問題によって、大きく異なってくることがあることをあらかじめお断りいたします。また調査は、2014年10月25日時点のものです。

【10kW以上50kW未満の低圧の場合】
1kWあたり20万円台後半~30万円程度
【50kW以上2,000kW未満の高圧の場合】
1kWあたり120万円台前半~30万円程度
【2,000kW以上の特別高圧の場合】
1kWあたり10万円台後半~20万円台前半

このように、当然のことながら規模が大きくなればなるほど、単価もぐんと下がる傾向性があるということになります。参考までのご利用いただけたら幸いです。ただし、当サイト内では何度もお伝えしていますが、太陽光発電投資は、設置場所によって運用して得するかどうか、適するメーカーはどこか、価格はいくらで導入できるかなど、大きく違いが出てきますので、まずはしっかりとした見積もりを取得されることをおススメします。また、2014年度は産業用太陽光発電が優遇される最後の年になりそうなので、早めの検討をおススメします。→2014年度が最後のチャンス!?なぜいま産業用太陽光発電か?参照ください。




太陽光用地を探しています。太陽光に適した遊休地をお持ちの方はこちらをご覧下さい。


太陽光が設置できる屋根を探しています。工場などの屋根をお持ちで、20年契約で貸して頂ける方はこちらをご覧下さい。

太陽光のお見積り

太陽光のお問い合わせはフリーダイヤル

産業用太陽光発電の初期費用は?住宅用との違いは?|太陽光発電のいろはみちしるべ関連ページ

太陽光発電10kW以上で導入するメリット【産業用】
10kW以上の太陽光発電を導入することで、産業用太陽光発電の適用を受けることができるようになります。住宅用で導入するのに比べて、産業用はどのようなメリットがあるのでしょうか?詳しく解説しています。
50kW以上高圧・特別高圧で産業用太陽光発電導入するメリット
50kW以上の産業用太陽光発電を導入する場合、高圧連係することになります。さらに2000kW以上になると特別高圧という連係になります。ここでは、それぞれのメリットやデメリットなどについて解説したいと思います。
産業用太陽光発電を50kW未満の低圧連係で導入するメリット
産業用太陽光発電のうち10kW以上50kW未満で導入する場合、低圧連係で系統連結することになります。50kW以上や10kW未満と比べてどういった点でメリットがあるのでしょうか?ここでは、低圧連係で太陽光発電を導入するメリットをまとめました。
遊休土地に産業用太陽光発電を設置する場合の雑草対策
遊休土地に産業用太陽光発電を設置する場合、どうしても周囲に雑草が生えてきます。雑草は放っておくと大きくなってパネルに影を作り発電効率を低下させる恐れがあるため、きちんと対処しなくてはいけません。
分譲型産業用太陽光発電のメリットとデメリットやリスク
マンションやアパート、借家住まいであっても、自己所有の家の屋根が狭かったり条件が悪かったりしても、太陽光発電に投資することができる、それが分譲型産業用太陽光発電です。ここでは、そのメリットやデメリット、考慮すべきリスクなどを紹介したいと思います。
50kW未満の低圧での土地付き太陽光発電の分譲が禁止になる?
大規模な太陽光発電所を50kW未満の低圧で分割して分譲するいわゆる土地付き太陽光発電が平成26年度以降に設備認定を受けようとするものは、原則禁止となりました。その理由と条件について解説します。
産業用太陽光発電稼動までの道のり|どれくらい時間かかる?
低圧の産業用太陽光発電の場合、契約から売電開始まで一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか?また、高圧の場合はどうでしょうか?ここでは、稼動までの道のりを簡単にまとめました。
産業用太陽光発電が、他の投資よりも人気の理由とは?
産業用太陽光発電が他の投資よりも人気の理由とは一体何があるのでしょうか?ここでは、リスクの少ない投資として人気の太陽光発電投資が、他の投資に比べてどう優れているのかを解説したいと思います。
2014年度が最後のチャンス!?なぜいま産業用太陽光発電か?
国や電力会社の想定を大幅に超えて建設が進んだ産業用太陽光発電。九電ショックを境に、ブームは下火になりつつあります。2014年度は、産業用太陽光発電で大きく儲ける最後の年になりそうです。どうして産業用太陽光発電なのか?そして、どうして2014年度が最後なのかを解説しました。
産業用太陽光発電の2大トラブルの一つPID現象と対策
産業用太陽光発電を運営していく上で注意すべきトラブルは、大きくわけて2つあります。それは、PID現象と層間剥離です。ここでは、PID現象とは一体何なのかということと対策について解説します。
産業用太陽光発電の2大トラブル!層間剥離の原因と対策
産業用太陽光発電において注意点としてあげられる2大トラブル、PID現象と層間剥離のうち、ここでは、層間剥離とは一体何なのかということと対策について解説します。