太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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産業用太陽光発電が稼動するまでの道のり

太陽光発電の稼動までの道のり
資として産業用太陽光発電をはじめるのにあたって、もっとも手軽なのが、10kW~50kW未満の低圧連係の太陽光発電所建設です。投資額も比較的小さくて済みますし、敷地も極端に広くなくても参入可能です。10kWの太陽光発電であれば、もっとも発電効率のよいパネルを使うことで、ミニマム50平米くらいで設置することができます。必要になる投資額は、概ね300万円くらいあれば対応可能で、そこから得られる収益は、年間35~40万円近くにも上ります。これが、10kWが20kW、20kWが200kWと大きくなることで、収益は倍々ゲームで大きくなっていくことになります。※1.これは理論上の数値で、設置場所の形状や状況によって実際にはもう少し広い場所が必要になります。また、メーカーや製品によって1kWあたりに必要な面積が異なります。 ※2.50kW以上になると高圧での接続になるので、低圧の場合と状況は変わってくることになります。詳しくは、50kW以上高圧・特別高圧で産業用太陽光発電導入するメリット参照ください。

低圧産業用太陽光発電の契約から売電まで

10kW~50kW未満の低圧連係の太陽光発電の場合、販売業者と契約を結んだら、経済産業省へ「設備認定申請」を行うことになります。手続き自体は、販売店が代行してくれることが多いですが、少しでも経費を抑えたい場合、自身で申請するのもひとつです。ただ、ご自身で申請する場合、不慣れなことが多いので、時間がかかることは避けられません。一方で販売店に委託すると代行経費はかかりますが、販売店は手馴れているので無駄なくミスなく最短で手続きを済ませてくれるでしょう。

設備申請を済ませたら、概ね1ヵ月くらいで認定通知書が届きます。 認定通知書が届いたら、電力会社へ「売電契約の申し込み」と、「系統連系の申し込み」をします。この申し込みが受理されるまでに1週間ほどかかることになります。※全量買取制度の適用単価は、この売電契約と系統連結の申し込み受理のタイミングが基準となります。つまり、2014年度の全量買取制度における買取単価を適用させるためには、2015年3月31日までに系統連結申し込みが受理されるように手続きすることが必要になるわけです。このタイミングは、住宅用でも、高圧の場合でも同様になります。

電力会社との売電契約が済むと、大体一月くらいで電力会社から低圧売電メーターが支給されます。ここで始めて、工事を着工することができるようになります。ちなみに、設備認定の新規受付を中止した九電や東北電力、北海道電力、四国電力などで問題になっているのは、施主と業者が、設備認定申請が承諾されていないのに、土地や機材を早まって発注してしまったことです。そもそも許可がおりていないのに、土地や資材を調達しようとした業者や施主の考え方にも問題があるといえます。→九州電力による太陽光発電の買い取り中断が今後及ぼす影響は?参照ください。

このように業者との契約か着工までですでに2ヶ月がかかることになりますが、いざ工事が始まると、50kW未満の場合、設置場所の成形にもよりますが、一月くらいで完工します。完工後、電力会社による検査、系統連結手続きを終了すると、いよいよ太陽光発電が稼動して、売電し始めることになります。完工後電力会社による検査が来るまで1ヵ月くらいかかります。以上のように、低圧の太陽光発電所の場合、販売店との契約から売電をはじめるまで、大体4ヶ月くらいかかることになります。すいているときであれば、もっとスムースにいくでしょうし、年度末などの繁忙期であれば、もっと時間がかかることになります。全量買取制度の買取単価は、毎年変わるため、ちょっとしたタイミングのずれで向こう20年間の収益が大きく変わってしまうこともあります。しっかりと余裕を持ってスケジューリングするようにしましょう。先の先走って太陽光発電所用地や機材を発注してしまった業者がいるように、販売店は太陽光発電所建設には慣れているものの、スケジュール管理については、ずさんなところもあります。しっかりと一連のなげれを確認していただいて、失敗のないように心がけましょう。

50kW以上の高圧太陽光発電の稼動までの道のり

では、50kW以上の高圧の場合はどうでしょうか?50kW以上の場合、規模はいくらでも大きくできますので、大きくなるほど施工期間が長くなることになりますし、そもそも準備期間も長期になります。なぜなら、規模が大きいほど設置場所の面積が広くなるため、取得するのが難しかったり、調整が必要だったりするからです。また投資金額も大きくなるので、資金調達も必要になりますし、そもそも綿密な計画も必要になります。ただ設置するだけではなく、その後の運用、管理、メンテナンス面でも計画することが大切にもなってきます。そこで、ここでは一旦、50kW以上200kW未満の場合で解説したいと思います。

50kW以上の高圧の場合、いきなり設備申請をするのではなく、まず電力会社との事前協議が必要になり、21万円の手数料を支払って、「接続検討申し込み」をします。ここでは、設置予定場所近隣の電力の使用状況や他の発電方法による需給バランスに悪影響はないかなどが検討されます。この接続検討は、調査に時間がかかるため、概ね2、3ヵ月程度が時間を要します。まだ、この接続検討申し込みをすれば、同時に経済産業省への設備認定申請も行うこともできます。基本的には設備認定のほうが先に結果がでますので、設備認定を受けたら、図面を作成し、電力会社に提出します。ここで1、2ヵ月程度かかります。これらすべてが終わって、はじめて電力会社へ売電契約申し込みを申請します。全量買取制度の買取単価が決まるのは、この売電契約申し込みを電力会社が受理した時点になります。

次に、売電契約が受理されたら、高圧連係ようの売電メーターがおおむね受理から3ヵ月以内くらいで支給されます。ここではじめて着工することができるわけです。工期は規模に比例して長くなりますが、200kWくらいの太陽光発電所の場合、大体、3~4ヶ月くらいが相場でしょうか?もちろん、土地を成形する必要等あれば、さらに時間を要することもあります。

完工したら、電力会社による検査を受けて系統連結することになりますが、ここでも約1ヵ月時間がかかります。最終的に、販売店と契約を済まして、電力会社との事前協議を始めてから売電スタートするまで、全部で10ヶ月っもかかることになります。以上のことから、高圧連係の場合は、準備の時間も大幅に長くなることがいえると思います。

以上全体的な流れを解説しましたが、これらをすべて自分でやろうと思うと大変ですが、先にもお伝えしたように、基本的には販売店がほとんどのことを代行してくれます。つまり、あなたがすべきことは具体的な手続きなのではなく、太陽光発電投資によって得られる利益を少しでも大きくするために、どうしたらよいかを販売店と交渉して決めていくことです。そして、もっとも大切になるのが、全量買取制度の買取単価になるわけなので、しっかりとスケジュール管理をすることということができるでしょう。

産業用太陽光発電で絶対に失敗しないために、あるいはより多くのメリットを得られるように、産業用太陽光発電で絶対損しないための投資法のカテゴリ内の記事はすべて目を通されることをおススメします。




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