発電量が不安定だというデメリットが指摘されています。
太陽光発電は、太陽光エネルギーを太陽光パネルの内部にあるシリコンが受け取ることで電力を発電するシステムです。
そのため太陽が照射されている間しか発電することはなく、次のような場合にはほとんど電力を発電しません。
- 夜間
- 雨や雪の日
- 曇りの日(雲の厚さによって発電量は異なる)
- 日陰になっているとき(日陰でも乱反射で多少は発電します)
出典:中部電力HP・メガソーラーの発電量データより
【参考:月別発電量の違い】
出典:太陽生活ドットコムより
上記グラフを見ていただくとわかると思いますが、天候によって発電量は異なりますし、
月によっても異なり、さらに、その年によっても発電量は変わってくることがわかると思います。
日の光が射さないと太陽光発電は、まったく意味がなくなってしまういます。
その機能を停止してしまって、無意味な設備になってしまうわけです。
つまり、設置場所の環境や天候に発電量が依存してしまうということが言えるわけです。
大切なことは、目先の結果に捉われず長期スパンで見ること
当然、一年のうちには晴れの日もあれば、曇りや雨の日もあります。
季節によって、太陽の通るルートが違い日影環境は季節によって違い日影環境が変わるでしょう。
.また、雨が多い年もあれば、晴ればかりで雨不足になってしまう年もあるでしょう。
冬に晴れの日がほとんどない地方もあれば、ほとんど晴天な地域もあるでしょう。
また、パネル内部があまりにも高温になると発電効率が落ちることがあるのですが、
気温もまた地域や季節によって大きく異なるでしょう。
そのため、発電量が不安定になってしまうことがデメリットとして挙げられています。
しかし、よく考えていただきたいと思います。
太陽光発電は、一日で運用して初期費用を回収するものではありません。
また、一年運用して終わりというものでもなければ、設置場所を転々とするわけでもありません。
あなたが設置可能な場所で、おおよそ10年という月日を使って初期費用を回収して、その後の10年以上の時を活用して、
利益を積み上げていく長期的な投資ということができると思います。
つまり、年によって日射量が少ない時があったり、そういう季節があったりして、日々の発電量が不安定だったとしても、
あまり大きな意味はないということができると思うのです。
また、逆にいうと「その場所」で太陽光発電を設置して10年や20年かけて利益を得ることができるのかということを
事前にしっかりと見ることしか太陽光発電が導入して得になるものか損になるものかを見極めることもできないと
いうことができると思います。
毎日毎日雨ばかりが何年にもわたって続くことは考えにくいと言えますし、
毎日毎日晴れの日ばかりが何年にもわたって続くことは考えにくいとも言うことができます。
以上のことから、過去何年にもわたる気象データから向こう20年程度の日射量はある程度の幅を持って
予測することはできますし、20年スパンで考えればそんなに大きく差異がでることは考えにくいです。
そこまで大きな差異がでるのであれば、太陽光発電云々の前に地球環境の激しい変化による、
人類存亡の危機が懸念されるということができるでしょう。
太陽光発電のデメリット3の結論
発電量が不安定だというデメリットは、
具体的な場所で、具体的なデータを元に発電シミュレーションをすること、
1日単位の発電量ではなく10年、20年のスパンで見ることで、
回避することが可能になります。
※太陽光発電は、天候や気温、日影条件などによって発電量はさまざまに影響を受けることをお伝えしました。
ただし、太陽光発電各メーカーはこの問題を解決すべくいろいろと新商品を開発し、他社との差別化をはかっています。
完全には、解決していないのですが、それでも多少なりとも改善しているということがいえます。
各メーカーの取り組みについては、どのメーカーのどの製品がよいか|太陽光発電メーカー毎の特徴をご覧ください。
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