市場の節電要求を満たすことができる
2011年夏のことを覚えていますか?
東日本大震災が起こって、全国の原発がすべてストップして、
東京近郊では計画停電が実施されるくらいに、全国的に電力不足が叫ばれ、
節電ニーズが圧巻しました。
この動きは、原発依存の多い電力会社の管内であるほど強く、
エアコンの温度から照明の照度まであらゆる点で節電する人が、
非常に多くなったことも記憶に新しいことと思います。
そんな電力の需給バランスが崩れている時に、
太陽光発電は非常に大きな力を発揮します。
年間を通じて、最も電力の使用量が多いのは、夏場の日中です。
太陽光発電が、しっかりと発電する時間帯。
もしあなたのお宅に太陽光発電が設置されていて、
日中自宅にいるのなら電力会社から電気を購入しなくて済むことで、
市場全体の節電に貢献することができるようになります。
逆に日中自宅にいないのなら、作られた電力は、
電力会社に売電されていって、これまた市場全体の節電に貢献することができるのです。
なぜなら、電気を供給しているからです。
データで見る市場の節電要求と発電量
日本の電気は、年間を通して夏季がもっとも多く使用されます。その中でも、日中10時~18時がピークとなっています。
電気の使用量については夏季をご参照ください。
出典:電気事業連合会HPより
これは、電気の「使用量」を表したものになりますが、太陽光発電を導入することで、
これを補うことができるようになります。
以下は、山梨県で実験用に設置された太陽光発電の発電量を記録したものですが、
気温が高くなるため、発電量は抑制されるものの夏場はもっとも発電量が多い季節のひとつになっていることがわかります。
また、その下は夏季の一日における時間帯別の発電量の推移のです。
出典:太陽生活ドットコムより
出典:スマートジャパンより
上記のグラフを見ていただけたらわかりますが、太陽光発電は年間を通して、
もっとも電力需要の多い時期の、もっとも多い時間帯に電気を発電してくれます。
もちろん、発電された電力は、住宅用であればまずは自家使用されて節電効果を発揮しますし、
産業用であれば全量売電されて電力需要を満たすことになります。
個人の力で補うことができる範囲は非常に限られた限定的な量になってしまいますが、
数が多くなれば、大きなムーブメントとなって、電力需要を緩和してくれるようになるでしょう。
太陽光発電だけが節電ではないけれど
実際のところ、太陽光発電だけが節電方法ではありません。エアコンの温度を高めに設定したり、無駄な照明を消したり、コンセントを抜いて待機電力を減らしたり、
節電方法はいくらでもあるといってよいでしょう。
出典:ふくおかエコライフ応援サイトより
このように、いろいろな対策をすることで、節電することは可能です。
実際に毎年何とか計画停電は回避できるくらいに、
電力はうまく需給バランスをとっていますが、それでも市場全体をきちんと適正化していくためには、
抜本的な改革をすることが必要になります。
太陽光発電は、個人からその市場構造を書き換えることができる方法なのです。
先にもお伝えしたとおり、確かに個人の力は小さくできる範囲は限られます。
しかし、小さな影響力は、小さいけれど0ではありません。
世の中のためになる小さくても大きな一歩となっているのです。
小さな一歩が未来を変える可能性は十分あります
これから間違いなく、原子力発電は排除されていくことでしょう。
化石燃料は、ますます高騰していき、火力発電による電力も値上がりするでしょう。
当然、電力はこのままだと不足していく可能性があります。
下のグラフは、化石燃料が枯渇する見通しと、現状の電気代の推移を表したものです。
出典:一般社団法人新エネルギー財団HPより
出典:スマートジャパン記事より
もちろん、そうならないように、国は再生可能エネルギーを普及させるように、
法律や補助金などを駆使して導いているため、今の太陽光発電ブームが来ているのです。
スマートジャパンの記事では、電力の自由化と原子力の再開が電気代の上昇を抑えるとありますが、
果たして、これだけ原発に対する世界的な反発の中で、どうなるかは楽観はできないといえるでしょう。
あなたも太陽光発電の普及に一役買いませんか?
市場の節電要求を満たしてあげませんか?
あるいは、少しでも早く原発を廃止するために力を尽くしませんか?
市場の節電要求を満たしてあげませんか?
あるいは、少しでも早く原発を廃止するために力を尽くしませんか?
再生可能エネルギーは、消費者が直接的に普及を後押しすることができる、
数少ないエコ商品の一つです。
ただし、導入して効果のある人と、残念ながら効果が薄い方とがあります。
それは設置場所の条件が、一軒一軒それぞれ異なるからです。
だからこそ、当サイトの情報をしっかりと収集していただき、
あなたにとって太陽光発電が有益なものなのかをあなたの目で確かめて頂けたらと思います。
太陽光発電のメリット5:電力市場全体の節電に貢献できる関連ページ
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