太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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太陽光発電がkWあたり発電する量

1kWあたりの太陽光発電発電量
陽光発電は、設置容量をkWという単位で表現します。

このような使い方をされるkWは、公称最大出力といって、
JISに規定されて条件に基づく発電量を示しています。

つまり、製品ごとの発電量の違いを一定の条件下で計ることで、
製品性能を比較検討するために、発電量を測るための前提となる条件を整えているのです。

なので、JISに定める条件の下に太陽電池パネルを設置すると、
太陽光発電は、基本的には公称最大出力分だけ電力を発電することになります。

つまり、1kWの太陽光発電は、1時間に1kWh発電するということになります。

一方で、発電効率という指標がありますが、これは太陽光エネルギーをいかに効率よく
電気エネルギーに変換するかを示したもので、発電効率がよいパネルほど、
1kWあたりのパネルの面積が小さいということになります。

そのため設置面積に限りのある場所で、少しでも多く発電量を確保するためには、
当然、より発電効率のよいパネルを導入することができるようになります。

一方で、費用対効果を考えたときには、1kWあたりの価格で太陽光発電が取引されることを考えると、
実際に1kWあたりできるだけ多くは発電するパネルを導入する必要があります。

1kWあたりに発電する電力量は、発電効率とは関係なく、
JISで定める条件から大きく外れた場合に、どれだけ発電するかという能力にかかっていることになります。

太陽光発電は環境に依存する

JISで定める条件というのは、「JIS C 8918で規定する標準試験条件に基づき測定された出力」ということになります。

この条件・基準は、世界共通のもので、基準状態=Standard Test Condition; STCと呼びます。

STCは、次の3つの測定条件が定められています。

  1. 分光分布エアマス(AM)1.5
  2. 放射照度1,000W/平方メートル
  3. モジュール表面温度25℃

1.エアマス1.5とは、太陽光が地上に届くまでの大気の厚さを示しています。

当然、通過する大気の厚さが厚いほど、太陽光パワーは損なわれることを意味するので、規定しているわけです。

大気は分子でできているため、さえぎられるためです。

真上から太陽光が照射される場合がエアマス1で、エアマス1.5は、太陽光が42度のところから照射される状態を指します。

2.放射照度1,000W/平方メートルとは、日照量=光の強さの条件です。

1平方メートルあたりに1,000Wの太陽光が照射される状態を示したものです。

この値が大きいほど発電量は多くなりますし、これ以下だと発電量が少なくなることになります。

3.モジュール表面温度25℃とは、太陽光発電の発電量が、温度によって左右されるため定められたものです。

太陽光発電は、温度が高くなるほど、発電効率が低下していく傾向にあるため、規定されているのです。
太陽光発電と温度・気温の関係|夏の暑い時発電効率は低下します参照ください。

ここで、注意しておきたいのが、大切なのは「気温」ではなく、「モジュールの表面温度」だということです。

気温が25℃の快晴の日であれば、太陽光を照射されたパネルは優に50度を超えていくでしょう。

このように太陽光発電は、さまざまな条件を受けて発電量が決まります。

当然、公称最大出力を常に出せないのは想像に難しくないと思いますが、
設置場所の環境によって、大きく発電量が異なることを示しています。

日照時間や設置角度、気候など、さまざまな影響を受けるわけです。

そのため、実際には設置する太陽光発電の容量だけでは発電量を知ることができず、
あくまでも予想を立てることしかできないのが現状です。

また、上記の条件が悪くなった場合に、どの程度影響を受けるのかということについては、
各メーカーの各製品や素材によって違ってくるので、注意することが必要です。

製品や素材によって得て不得手がある

太陽光発電の発電量は環境によって変わってくるのは、お分かりいただけたと思うのですが、
まったく同じ条件下で、同じkWの太陽光発電を設置した場合でも、
各素材やメーカーや製品によって、発電量は異なります。

それは、それぞれがどういった条件によって制限されていくかという特徴によって異なってくるからです。

例えば、単結晶モジュールは高温時に特に発電量の低下が激しいといわれており、
同じ容量の場合、パナソニックHITソーラーフロンティアのCISのほうが圧倒的に発電したりするのはこのためです。

各素材によって得て不得手があるため、一概に太陽光発電は「これがいい」ということはいえません。

また、1kWあたりの発電量はどれが一番いいかも厳格にはお伝えできません。

あくまでも設置場所の条件によって、違ってくるからです。

その上で、あえていうのであれば、私はソーラーフロンティアのCISとパナソニックHITをおススメします。

できるだけ多くの容量を設置したい場合は、パナソニックHITを選ぶことをおススメします。

費用対効果を最大化したい場合は、ソーラーフロンティアをおすすめします。
太陽光発電で費用対効果を最大化する方法参照ください。

また、寒冷地などで容量を大きくしたい場合は、東芝をおススメします。
発電効率世界No.1|東芝太陽光発電の実力のヒミツ参照ください。

しかし、これらもあくまでも設置場所の条件によって最適なものが異なることを前提に、
しっかりと現地調査をして、優良販売店からシミュレーションを取得した上で判断されることをおすすめします。
高確率で優良な太陽光発電の販売店を見つける方法参照ください。

シミュレーションと実際の発電量の違い
これまでの流れから、机上の空論で、メーカー各社の1kWあたりの発電量を比較検討することは、
無意味だということがわかると思いますが、ある一定条件下で、どうなのかをネット上で情報を見つけたので、
下記に紹介させていただきます。

これは、各メーカーのシミュレーションを下に作られた表で、
どういった条件でこの発電量になったかは不明ですが、一つの参考までにご確認いただけたら幸いです。

メーカー名 型番 1kWあたりの
年間発電量
10kW設置時の
年間予想売電額
シャープ NQ-198AC 1,082kWh 409,108円
パナソニック HIT240α 1,188kWh 449,064円
東芝 SPR-250NE-WHT-J 1,204kWh 449,064円
ソーラーフロンティア SF170-S 1,107kWh 418,446円
三菱 PV-MA2200K 1,248kWh 471,744円
京セラ KJ186P-3CUCA 1,034kWh 390,852円
カナディアン・ソーラー CS5A-190 1,103kWh 416,934円
※こちらの表はエコ発さんの調査結果を引用させて頂きました。ありがとうございました。

何度も繰り返しになりますが、上記は、前提条件が異なりますので、
純粋に比較することはできず、あなたの設置場所で必ずしも適用できるものではありません。

その点だけご注意くださいますようお願い致します。

なお、実際にあなたの設置場所で最適な太陽光発電を見つけるためには、
見積もりとシミュレーションを取得して採算性を確認するを参照ください。




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