太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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住宅ローンの繰上げ返済資金で太陽光発電ローン?

住宅ローン用の繰上げ返済用にお金を貯めている方は、非常に多いと思います。

貯め方はいろいろありますが、定期預金にしたり、財形貯蓄にしたり、投資で運用したり、
普通預金で一定額に達したら返済するなど、さまざまなタイプがあります。

そんな中、300万円程度の繰上げ返済用の貯金が出来た方などで、
実際に繰り上げ返済にお金を使うか、いっそのこと太陽光発電を設置するか迷っている方がいます。

これは、ある面当たり前のことで、太陽光発電を導入したら売電収入を得られるわけなので、
繰り上げ返済用のお金を種銭として、お金を増やしていくことができ、最終的にはより効果的に
繰り上げ返済をすることができるのではないかと考えるのです。

一方で、住宅ローンの金利負担を少しでも減らすほうが全体的にはおトクになるのではないかと
考える人も多いのもうなずける話です。

では、貯まったお金は、住宅ローンの繰上げ返済に活用するのと、太陽光発電の設置に使うのであれば、
どちらがおトクになるのでしょうか?

詳しく解説しました。

論理的に考えるなら太陽光発電の設置

仮に、あなたが、お金をいろいろな誘惑に負けずに、当初決めていた通りに使うことができるのであれば、
太陽光発電を導入したほうが圧倒的におトクになるということができます。

なぜなら、投資するお金に対する利回りが、「太陽光発電の設置に使う」ほうが、
「住宅ローンの繰上げ返済をする」ことで支払わずに済む金利の利回りよりも、高いからです。

住宅ローンの金利がいくらかにもよりますが、現状1%くらいが多いことを考えると、
高くても4%程度ということが想定されるます。

一方で、当サイトでは、太陽光発電を導入するかどうかの判断基準は、
10年で初期費用を回収する見込みが立つかどうか、という点においています。

つまり、太陽光発電の設置に適した場所に導入した場合、
その導入費用は、年利10%で運用されることになるということです。

住宅ローンの繰上げ返済については、向こう住宅ローンの残存期間にわたって、
支払うべきだった金利がなくなることを意味しています。

金利が4%であれば、繰上げ返済したお金の投資利回りは4%いうことになります。

そうすると太陽光発電の利回りが10%だとすると、
住宅ローンの利回りよりも6%おトクということになります。

リスク面から考えるとどうなるか?

確かに計算上は、住宅ローンの繰上げ返済に使うよりは、
太陽光発電の導入に使ったほうが、資金は有効活用できるといえます。

太陽光発電を導入することで得られた利益を、毎月貯めておけば、
10年後には当初支出したお金が帰ってくることになるので、
そのタイミングで住宅ローンの繰上げ返済をすればよいのです。

そして、さらに向こう10年で当初支払ったお金程度の資金がまたできるので、
さらに繰り上げ返済をするとさらに残債は減ることになります。

一方で、これまでどおり住宅ローンの繰上げ返済用資金を、
通常の生活費の中からコツコツためておけば、それもあわせて返済にまわすことができます。

結果、コツコツ貯めたお金を都度繰上げ返済するよりは、太陽光発電を導入したほうが、
確かに圧倒的に多くの繰上げ返済をすることができ、ローン負担を減らすことができるでしょう。

しかし、背負うリスクは、太陽光発電を導入することで大きくなるかもしれません。

それは、住宅ローンはリスクであることは変わりないからです。

住宅ローンは借りたお金なので、約定日に耳をそろえた必ず返さなくてはいけません。

つまり、リスクが伴うということです。

住宅ローンを借りた方は、きちんとリスクを考えて契約しているのですが、
当然失業や病気などでローンの返済ができなくなるリスクが常にあります。

また、金利パターンが変動金利の場合、金利上昇リスクも内在しています。

現在は、過去最安の金利水準なので想像はできないかもしれませんが、
バブルのころは住宅ローンでも8%くらいの金利水準でしたし、
仮に国債が暴落して、日本円の価値が下がるハイパーインフレが起こった際などでは、
金利は一気に跳ね上がることになります。

このように、ローン残債が多いということは、常にリスクと背中合わせにあるということができるので、
リスクという観点からは、太陽光発電を導入するより繰り上げ返済したほうがよいということになります。

そもそも、太陽光発電を導入すること自体に、まったくリスクがないわけではないので、
住宅ローンのリスクを減らすことができず、さらに太陽光発電のリスクが出てくるとなると、
リスクはただ繰り上げ返済しなかった場合よりも、より大きくなるということができます。
→太陽光発電のリスクについては、太陽光発電の特徴のデメリットをご確認ください。

もちろん、ハイパーインフレが起こった際には、電気代も高くはなります。

第三の選択肢
住宅ローンの繰上げ返済するか、太陽光発電の導入にするか迷った際に、
第三の選択肢を思い浮かべる方もあります。

それは、住宅ローンの繰上げ返済にお金を使って、太陽光発電はソーラーローンで組むというものです。

確かにこれは、住宅ローンの残債を減らしながら太陽光発電を導入できるので、
一見良いとことりでおいしい選択肢と思われる方もあるかもしれませんが、
実はそんなことはありません。

非常にシンプルで、第三の選択肢は効果的ではないということができます。

なぜなら、借金総額が減らない上に、住宅ローンよりソーラーローンのほうが金利負担が大きいので、
キャッシュフロー的にもメリットがないということがあげられます。

例えば住宅ローンに300万円繰り上げ返済しても、ソーラーローンが300万円加わったら、
当然借金総額は変わりませんし、借金の返済金額は、ソーラーローンの金利が高いことから、
多くなってしまうことが容易にわかると思います。

以上の背景から、ソーラーローンを組むくらいなら、
現金で購入したほうがよいということができると思います。

太陽光発電で活用できるソーラーローン(融資)も併せてご確認ください。

実際にどうしたほうがよいか
結局どうしたらよいかということですが、
太陽光発電アドバイザーとしては、実際に年利10%で太陽光発電を運用していけるのであれば、
太陽光発電を導入することをおススメいたします。

それは、住宅ローンを抱え続けるリスクよりも太陽光発電を導入するメリットのほうが大きいからです。

確かに太陽光発電の導入はリスクがないとは言い切れませんが、
太陽光発電システムが稼動することは最低10年はメーカーが保証してくれますし、
発電した電力は、国が最低10年は買い取ってくれることを保証しているからです。

もちろん、天候リスクやメーカーの倒産リスクもないわけではないですが、
天候が10年にわたって日照量が激減するようだと人類の存亡にかかわることですし、
パナソニック昭和シェル石油グループのソーラーフロンティアが10年で倒産するとは、
ないとはいけないですが、考えにくいと思うからです。

万が一、あなたが住宅ローンの返済能力を失った場合も、
仮に繰り上げ返済をしていた場合の月額支払額の減少率よりも、
太陽光発電を導入していた場合の売電収入額のほうが圧倒的に多いことも理由です。

【具体的な事例】
住宅ローンの残債が2,000万円、残り20年、年利4%に300万円繰り上げ返済するのか、
300万円で年利10%の太陽光発電を導入するのかを比較しました。

【繰り上げ返済の場合】
月の返済額は、121,196円→103,016円と▲18,180円の減少となります。

【太陽光発電を導入した場合】
売電収入額は、年30万円、月換算25,000円の収入となります。

つまり、25,000-18,180=6,820円/月太陽光発電がおトクということになります。

しかも、住宅ローンの年利4%はかなり高めに見ていますし、
太陽光発電の年利10%は通常よりやや低めで見ています。

以上のことから、迷われているのでしたら、まずは太陽光発電の導入を検討されることをおススメします。

太陽光発電の検討におすすめの記事はこちらです。



住宅ローンの繰上げ返済と太陽光発電導入どちらが得か?関連ページ

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