太陽光発電は、外的な要因でパフォーマンスが変わります。
太陽光発電は、そもそもそのパネルの発電する能力によっても発電量が変わりますが、
何よりも大きな要因になるのは、設置場所の環境という外的なものです。
外的な要因には次のようなものがあります。
- 日照時間
- 設置面の向き
- 設置角度
- 日影条件
- 気温・温度
これらによって、太陽光モジュールが受け取る日射量が変わってきて、
さらにモジュールの発電効率も変わってきます。
そのため、あなたの太陽光発電を設置するかどうか検討している場所で、
実際にメリットがあるのかということを現地調査して詳細に調べることが必要になるわけです。
このカテゴリでは、これらの外的な要因が、どのように発電量に対して影響を与えていくかを、
詳細かつわかりやすく解説したいと思います。
結局設置場所が太陽光発電の肝
さらに突っ込んだ話をすると、設置場所は販売価格や受けられるアフターフォローにも大きな影響を与えます。というのも、その設置場所をテリトリーとする販売店が変わってくるからです。
当たり前の話ですが、太陽光発電の販売業者は、大きければ大きいほどよいというものではありません。
小さくても優良な業者がある一方で、全国対応の大きな業者でも、決して優良とはいえない業者もあります。
全国対応の業者であれば、あなたの設置場所に対応している可能性はありますが、
小さな地域密着の業者であれば、その場所その場所で対応している業者が異なります。
例えば、私は島根県の隠岐の島に住んでいるのですが、私の土地をテリトリーとする販売業者と
あなたの住んでいる場所をテリトリーをする販売業者とでは、業者がまったく違うのです。
ということは、設置場所がどこか、ということによって選べる業者が変わってくる、
ということは、太陽光発電は業者が価格を決めるので、導入価格が変わってくるといえるのです。
仮に全国対応の販売業者だとしても、物流コストや現地調達の工事費用などの違いから、
場所によって家格を変えているのも真実です。
設置場所のあらゆる外的な環境を解説します
このカテゴリでは、太陽光発電を設置する場所の外的な要因、環境について、あらゆる角度から分析して解説したいと思います。
- 発電量を決める要因は何なのか?
- 太陽光発電を導入して得する条件は何なのか?
- 設置場所の向きや角度は、どう影響するのか?
- 日照時間が与える影響は?
- 日影条件がどう発電量に関与するのか?
- 冬や夏など季節によってどう変わるのか?
これらさまざまな外的要因が与える影響について、
しっかりとご覧ください。
ただし、どうしても欠かせないのは、現地調査であり、
現地調査してしまえば、これらのさまざまな条件は一発でわかるということができるでしょう。
太陽光発電と設置場所の条件や環境との関係記事一覧
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