日本海側を中心とした雪国は日射量が少ない
太陽光発電は、雪国でも採算がとれるくらいの発電量を確保して、
メリットを得ることはできるのでしょうか?
確かに、日本海側は、特に東北地方を中心として、冬季に日照時間が短く、
年間を通しての日照量が他の地域に比べて非常に少ないのがわかります。
確かにこの表を資料からわかることは、太平洋側に比べて日本海側は年間平均日射量が少ないことがわかります。
太平洋側は、1kWあたりの発電量予想が、年間1,000kWhを超えているのに対して、
日本海側は、どこも1,000kWhを割っているのです。
実際にこれは、NEDO:独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構が提示しているもので、
日本の平均的な場所で、平均的なパネルだったら1kWあたり年間1,000kWh発電するという、
想定の元作られた資料なのですが、日本海側と太平洋側では、大きな隔たりがあるのがわかります。
やはり、雪国に太陽光発電は向かないのでしょうか?
太陽光発電は、太平洋側でのみメリットが得られるものなのでしょうか?
この新聞記事によると、山形県山形市に設置した10.2kWのソーラーフロンティア製の太陽光発電が、
2012年度の年間発電量が、11,537kWhだったことを報道して、利益を48万円得たというのです。
太陽光発電の導入に要した費用は、約400万円だったということから、年間投資利回りは、
480,000÷4,000,000=12% ということになります。
つまり、8年とちょっとで投資額を回収できるということになるのです。
年間日照量が少ない日本海側の雪国でも、
実際に太陽光発電を導入していて、採算ベースに乗っている方がいるのです。
しかも、単に採算ベースにのっているというよりは、ものすごいメリットを得ているということができます。
これは、太陽光発電が設置場所の環境に発電量を依存しているけれど、
単に地域だけにとどまらず、その他の要因にも大きく左右されることを示しています。
例えば、地域が太陽光発電に向かないと思われたとしても、
その他の条件がきちんと合致すればメリットを十分得られるくらいの利益を得られるということです。
これは、例えば設置方角や角度などについても同様のことがいえます。
一つの条件が良くないからといって、完全に悪くなるわけではないということです。
現に、この山形の事例も、1月、2月は想定発電量よりも大幅に発電量が少なくなっていますが、
その他のつきに大きく予測を上回る発電量を確保しているわけです。
このことから、雪国であったとしても、太陽光発電は条件が合えばしっかりとメリットを得られるということができます。
産業用だし、2012年だからメリットがあった?
この事例は、2012年度の導入なので、全量買取制度の買い取り価格は42円/kWhでした。
そして、10kW以上の産業用太陽光発電なので、全量の買取でした。
この産業用だということと、42円/kWh単価だということがメリットが大きくなる要因だと
思われる方もあるかもしれません。
確かに、買い取り単価が高いことと、全量買取であることは非常に有利な点といえるでしょう。
では、この条件が家庭用で2014年度導入だった場合どうでしょうか?
実際の発電量から計算したいと思います。
以上のシミュレーションから、同一太陽光発電を2014年度に住宅用で設置しても、
十分な利益を得られるということになります。
ただし、販売店をしっかりと選ぶことは必要です。
なぜなら、設置場所の条件を確認して、本当にメリットがあるか個別の要件を正確にみること、
導入価格を適正価格にすることが必要になるからです。
詳しくは、次の記事をご確認ください。
なお、ソーラーフロンティア製太陽光発電は、当サイトイチオシでおススメしています。
→実発電量No.1!ソーラーフロンティアは稼ぐ太陽光発電をご確認ください。
また、メーカーにより運営されているソーラーフロンティア公式ホームページはこちらからご覧ください。
メリットを得ることはできるのでしょうか?
確かに、日本海側は、特に東北地方を中心として、冬季に日照時間が短く、
年間を通しての日照量が他の地域に比べて非常に少ないのがわかります。
確かにこの表を資料からわかることは、太平洋側に比べて日本海側は年間平均日射量が少ないことがわかります。
太平洋側は、1kWあたりの発電量予想が、年間1,000kWhを超えているのに対して、
日本海側は、どこも1,000kWhを割っているのです。
実際にこれは、NEDO:独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構が提示しているもので、
日本の平均的な場所で、平均的なパネルだったら1kWあたり年間1,000kWh発電するという、
想定の元作られた資料なのですが、日本海側と太平洋側では、大きな隔たりがあるのがわかります。
やはり、雪国に太陽光発電は向かないのでしょうか?
太陽光発電は、太平洋側でのみメリットが得られるものなのでしょうか?
山形新聞の記事から見る雪国の太陽光発電の実態
この新聞記事は、2013年9月5日の山形新聞に掲載されていた記事です。この新聞記事によると、山形県山形市に設置した10.2kWのソーラーフロンティア製の太陽光発電が、
2012年度の年間発電量が、11,537kWhだったことを報道して、利益を48万円得たというのです。
太陽光発電の導入に要した費用は、約400万円だったということから、年間投資利回りは、
480,000÷4,000,000=12% ということになります。
つまり、8年とちょっとで投資額を回収できるということになるのです。
年間日照量が少ない日本海側の雪国でも、
実際に太陽光発電を導入していて、採算ベースに乗っている方がいるのです。
しかも、単に採算ベースにのっているというよりは、ものすごいメリットを得ているということができます。
これは、太陽光発電が設置場所の環境に発電量を依存しているけれど、
単に地域だけにとどまらず、その他の要因にも大きく左右されることを示しています。
例えば、地域が太陽光発電に向かないと思われたとしても、
その他の条件がきちんと合致すればメリットを十分得られるくらいの利益を得られるということです。
これは、例えば設置方角や角度などについても同様のことがいえます。
一つの条件が良くないからといって、完全に悪くなるわけではないということです。
現に、この山形の事例も、1月、2月は想定発電量よりも大幅に発電量が少なくなっていますが、
その他のつきに大きく予測を上回る発電量を確保しているわけです。
このことから、雪国であったとしても、太陽光発電は条件が合えばしっかりとメリットを得られるということができます。
産業用だし、2012年だからメリットがあった?
この事例は、2012年度の導入なので、全量買取制度の買い取り価格は42円/kWhでした。
そして、10kW以上の産業用太陽光発電なので、全量の買取でした。
この産業用だということと、42円/kWh単価だということがメリットが大きくなる要因だと
思われる方もあるかもしれません。
確かに、買い取り単価が高いことと、全量買取であることは非常に有利な点といえるでしょう。
では、この条件が家庭用で2014年度導入だった場合どうでしょうか?
実際の発電量から計算したいと思います。
前提条件として発電量は合わせようと思いますが、導入単価は、2012年度に比べて、
2014年度は1割以上は下落しているので、当案件の導入価格が、
1kWあたり、400万円÷10kWで約40万円なのですが、その1割引の36万円/kWと仮定します。
※これはあくまでも仮定で、設置場所の条件にもよりますが、現状はもっと安い価格で導入できるケースが大半です。
家庭用の場合、発電した電力は全量売電にならず、余剰電力の売電になります。
一般的な家庭の平均値である、自家使用:売電=3:7で検討するものとします。
自家使用の電力単価は、通常の単価である24円/kWhとします。
2014年度の住宅用太陽光発電の売電単価は、37円/kWhです。
導入量は、平均的な家庭の導入量である、4kWということにします。
以上の前提から、具体的にシミュレーションすると・・・。
2014年度は1割以上は下落しているので、当案件の導入価格が、
1kWあたり、400万円÷10kWで約40万円なのですが、その1割引の36万円/kWと仮定します。
※これはあくまでも仮定で、設置場所の条件にもよりますが、現状はもっと安い価格で導入できるケースが大半です。
家庭用の場合、発電した電力は全量売電にならず、余剰電力の売電になります。
一般的な家庭の平均値である、自家使用:売電=3:7で検討するものとします。
自家使用の電力単価は、通常の単価である24円/kWhとします。
2014年度の住宅用太陽光発電の売電単価は、37円/kWhです。
導入量は、平均的な家庭の導入量である、4kWということにします。
以上の前提から、具体的にシミュレーションすると・・・。
- 初期費用・・・4kW×36万円/kW=144万円
- 発電量・・・4kW×1,153kWh=4,612kWh
- 自家使用分・・・4,612kWh×30%=1383.6kWh
- 売電量・・・4,612kWh×70%=3228.4kWh
- 利益・・・1383.6×24+3228.4×37=152,657
- 投資利回り・・・152,657円÷144万円=10.6%
- 回収期間・・・9.43年
以上のシミュレーションから、同一太陽光発電を2014年度に住宅用で設置しても、
十分な利益を得られるということになります。
ただし、販売店をしっかりと選ぶことは必要です。
なぜなら、設置場所の条件を確認して、本当にメリットがあるか個別の要件を正確にみること、
導入価格を適正価格にすることが必要になるからです。
詳しくは、次の記事をご確認ください。
なお、ソーラーフロンティア製太陽光発電は、当サイトイチオシでおススメしています。
→実発電量No.1!ソーラーフロンティアは稼ぐ太陽光発電をご確認ください。
また、メーカーにより運営されているソーラーフロンティア公式ホームページはこちらからご覧ください。
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