太陽光発電のいろは「みちしるべ」
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契約と施工から系統連結・本格運用まで

太陽光発電を導入する決意が固まったら、いよいよ契約です。

見積もりとシミュレーションを最終確認して、メーカーや製品を決め、販売店へ発注します。

そして、発注後すぐのこともあれば、後日のこともありますが、工事請負契約を締結します。

メーカーや金額、工期、請負内容などをしっかりと説明を受けて、きちんと理解した上でサインしましょう。

少しでも疑問に思うことがあれば、確認して疑問を解消することをおすすめします。

訪問販売や電話勧誘での契約の場合には、クーリングオフ制度のついてもしっかりと確認してください。

またそうでないとしても、消費者契約法など、個人ユーザーを守る法律はたくさんありますので、

しっかりと契約内容を確認して、契約書をきちんと保管しておくことが大切です。

何も問題なくスムースに完工すれば法律は関係ありませんが、

万が一トラブルになった際には、契約書を元にして法律があなたを守ってくれます。

リスク管理の意味合いで、しっかりと契約行為を自覚をもって行うようにしましょう。

契約書と申込書の違い

契約と申し込みは違います。

契約は約束したことを表しますが、申し込みは、契約をしたいと意思表示することですので、
ただ、申し込みをしただけでは契約は成立しません。

例えば、現地調査をする前に申し込みをして、
現地調査の状況次第で契約するかどうかを判断する、というようなケースもあります。

申し込み段階では、実際に太陽光発電を設置することができるかどうかも判断はできないからです。

申し込みののち、販売者側も承諾して、契約条件が定まって始めて契約は行われます。

しかし、申し込みだとか、仮契約だからといって、何の取引条件も合意がないまま、
契約書にサインをさせようとする悪徳販売店もあります。

もちろん、「申込書」だと虚偽の説明の上で、「契約書」にサインをさせた場合は、
虚偽なので、その旨を主張すれば、契約は無効になります。
(消費者保護法で守られているのです)
→詳しくは、太陽光発電とクーリングオフ制度をご確認ください。

以上のことから、申し込みをするなら、申し込む内容、
契約をするなら契約の内容を、しっかりと確認することが必要です。

先にお伝えしたように、虚偽の説明の上で強制的に契約をさせられた場合は、
契約を無効にすることができますが、できたらそんなトラブルに巻き込まれないように、
事前にきちんと確認することが肝心です。

施工、引渡しから系統連結

工事が始めるとおおよそ2日間ほどで工事が完工します。

しっかりと試運転に立ち会いましょう。

そして、しっかりと発電することを確認してください。

チェック

工事中は家の中で電気を使うことができなくなります。
あまり日常生活には影響ないかもしれませんが、冷蔵庫などは、中身を移動させておくなど、注意することが必要となります。

もちろん販売店がしっかりとアナウンスしてくれると思いますので、ご安心ください。

工事にミスがないかをきちんと確認して完工確認書にサインしましょう。

そして、補助金申請の最終手続きを販売店に依頼します。

工事に問題があり、後からそれが発覚する場合は、隠れた瑕疵といって、
施工会社はそれを保証する必要がありますので、そのあたりの扱いも確認しておきましょう。

それが終わると、いよいよ電力会社が立ち会って、電力会社の電気網へと接続する、

系統連結という手続きを行います。


難しいことはありませんが、通常は販売店が立ち会ってくれると思います。

そして、いよいよ本格的に太陽光発電生活がスタートします。

発電モニター等で注意深く、発電量を観察して、契約前に出されたシミュレーションと見比べましょう。

日々の発電量に一喜一憂するのではなく、ある程度長いスパンで判断することをおすすめします。

太陽光発電は、稼働してからが勝負!

いつもより発電量が少ないとか問題がある場合は、早めに販売店へ連絡してアフターフォローを受けましょう。

あなたは、毎日発電される電力を楽しく見守ることができます。

そして、電気代が下がること、売電収入を得られることを実感することができるでしょう。

楽しい太陽光発電ライフをお送りください。

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